日本農業をパッケージ化してインドで実証2019年5月17日
「J-MethodsFarming現地調査」事前説明会開催
農林水産省は23日、7月にインド・グジャラート州で行われる「J-Methods Farming現地調査」の事前説明会を開催する。
アジアをはじめ発展途上国では、生産性の向上や、食の安全・安心に対応した質の高い農業生産への移行が求められており、日本が国の保有する農業技術を活用できる分野は今後もますます拡大することが見込まれている。
一方、日本の農業界は、優れた種苗、資材や農業機械、篤農家の蓄積してきた知見など、他国に比肩する高い水準の農業技術を持つが、これまでは、それぞれのメーカーが個別に海外展開する事例が多かった。そんな中、優れた種苗を導入しても適正な栽培管理がなされなかったり、先進的な農業機械が導入されても使いこなす農業者の育成がなされないなどの理由で、技術の能力が十分に発揮されない事例が見られることも少なくなかった。
そのため、日本の優れた農業技術をパッケージとして実証する日本農業のモデルルームを設置し、「J-Methods Farming」(※)の実証を行うことで日本農業界の海外進出を支援。さらに、発展途上国における農業生産性や農産物の品質の向上を実現することを目的としている。
今回はインド・グジャラート州において「J-Methods Farming」の実証事業の実施に向け、7月上旬に予定されている現地調査への参加を広く募るため、事前説明会を開催する。
申し込みは、「J-Methods Farming現地調査(インド・グジャラート州)」の事前説明会の開催について(農林水産省)またはFAXで、氏名(ふりがな)、連絡先(電話番号、FAX番号又はメールアドレス)、勤務先・所属団体名を明記の上、「J-Methods Farming推進ユニット」宛てへ。
FAX番号は、03-3593-2608。電話による申し込みは不可。
【開催概要】
○日時:令和元年5月23日 午前10時―11時30分
○場所:農林水産省本館7階共用第2会議室(ドア番号 本768)
○所在地:東京都千代田区霞が関1-2-1
※J-Methods Farming
日本の農業界が海外で展開することが見込まれる国や地域となる、対象国で日本の農業界の強みを最大限に発揮し、対象国の農業生産性や農産物の品質を飛躍的に向上させていこうとする取り組み。対象国は、農地や農業労働力など農業資本を提供し、日系企業は種苗、農薬、肥料、農業機械など農業技術を提供する。
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