食糧安全保障の若きリーダー100人が集結 バイエル世界若者農業サミット2019年5月31日
独バイエル社のクロップサイエンス部門(モンハイム)は、「第4回若者農業サミット」に向けて45か国から100人の参加者を選出した。2019年のサミットは、11月4日から6日の3日間にわたり、ブラジルのブラジリアで開催される。
2年に一度の世界若者農業サミットは、バイエルの農業教育プログラムの一環で行われ、農業の個人的、専門的、社会的発展の促進を目的として活動するNuffieldブラジルとの共催。18歳から25歳までの若者が集まり、2050年までに増え続ける人口に対していかに食糧を供給するかという課題に取り組む。
今回の応募では、各参加予定者が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の要件に沿って食糧危機を救うためのアイデアを提案。140か国以上から計2800人を上回る応募があり、日本からは1人が選出された。
今回選ばれた100人は、起業家、農業者、学生、植物科学者、経済専門家など様々な分野からの代表。そのアイデアは、ジェンダーの平等、持続可能な農業、若者の教育、食糧廃棄、気候変動など多様な課題への取り組みに焦点を当てたもの。参加者のバックグラウンドや興味は異なるが、飢えのない世界に向けた発展を推進するという決意を全員が共有しているという。
独バイエル社の経営委員会委員で、クロップサイエンス部門責任者のリアム・コンドン氏は、「世界中で約 8 億人が毎晩空腹を抱えたまま眠りについており、若き革新者たちは、この課題の解決に役立ちたいと意欲的で、農業の変革を推進するという決意を全員
が共有しています」とコメント。また、バイエル クロップサイエンス部門 中南米地域責任者のロドリゴ・サントス氏は、「素晴らしい若きリーダーを迎えて食糧安全保障などの重要なトピックスについて議論できることを非常に嬉しく思っています。私は、ブラジルの繁栄している農業セクターが、代表団の革新的なアイデアの開発に刺激を与えることを願っています」と話している。
世界若者農業サミットは、選出された100人の若者にとってアイデアの具現化の手助けとなり、プロジェクトの実現に必要なスキルを習得をめざしている。また、参加者は、専門家の講演を聴き、ブラジルの農業の詳細を現地の見学旅行で学ぶという。
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