早期出荷を促進-豚コレラ対策2019年8月1日
農林水産省は7月31日に豚コレラ防疫対策本部を開き、早期出荷の促進や農場防護柵の設置を義務化することを検討していくことなどを決めた。
豚コレラは昨年9月に岐阜県で発生が確認されて以来、愛知、三重、福井でも擬似患畜が確認されている。さらに豚コレラ陽性の野生イノシシが三重、福井、長野に加え、7月30日には富山でも確認された。
こうした状況をふまえて対策本部では野生イノシシによるリスクが常在している地域では早期出荷促進による飼養衛生管理の向上対策がもっとも重要だとして、実施に向けて準備を進めている岐阜と愛知に加えて、三重、福井、長野、富山についても早期出荷促進を働きかけていくことを決めた。
早期出荷による農家の手取り減を補てんするなどの仕組みが整備されているほか、空舎期間中に衛生管理強化のために必要な措置の支援も行う。
また、補助率2分の1の全国の農場防護柵設置支援についても速やかに進めることも決めた。このほか、今後の対策として飼養衛生管理基準に、野性動物侵入防止対策として防護柵の設置を義務づけることを検討することや、特定家畜伝染病防疫指針についてもアフリカ豚コレラも脅威となっていることから、現在では国でしかできない検査(PCR検査)を都道府県段階でも可能とするなどの見直しも検討する。
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