ビッグサイトで食品輸出商談会を開催 JETRO2019年8月21日
日本貿易振興機構(JETRO)は、8月22日と23日に、東京ビッグサイトで、15か国から招へいする海外の輸入・卸売業者、小売業者などと、日本の農水産物・食品の海外販路開拓に意欲のある国内事業者との『食品輸出商談会』を開催する。
あわせて、国内商社と国内事業者が商談する『商社マッチング』も開催し、商社経由の間接貿易による輸出促進を支援する。
この商談会などは、8月下旬に東京ビッグサイトで開催される国産農産物の展示商談会「アグリフードEXPO東京2019」(今回が第14回)および水産物専門見本市である「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(同第21回)にあわせて開催するもの。
◆15か国のバイヤーが東京ほか3都市で商談
今回の商談会に招へいされる海外バイヤー22社の地域別内訳は、欧州6社、アジア13社、オセアニア1社、中東2社。日本側事業者と海外バイヤー双方の要望や関心事項などをふまえて事前に商談相手のマッチングをした結果、全国37都道府県から114社・団体の食品加工業者、生産者、貿易会社・商社が同商談会に参加し、計320件の商談を行う。
なお、18年の農林水産物・食品の輸出額は9068億円(前年比12.4%増)と過去最高を記録。なかでも全体の33.4%(3031億円)を占める水産物・同加工品への関心が引き続き高く、今回海外バイヤー22社のうち15社が水産物・同加工品の買付を希望している。今回初めて招へいするBigC(ベトナム)は、大型スーパーを36店舗展開し、中間層から富裕層まで幅広い顧客を持つため、今後日本産の水産物の取り扱い増加が期待できるという。
なお、海外バイヤーは、東京での商談会終了後、2グループに分かれ、北海道(札幌市)と山陰(鳥取県米子市)で開催される地方商談会に参加。生産現場などを訪問し、日本産の農林水産物・食品の品質、製造技術などを視察する。
◆商社マッチングも同時開催
同商談会に際しては、輸出に不慣れな国内事業者も安心して輸出に取り組めるようにすることを意図した『商社マッチング』が同時開催される。輸出実績のない国内事業者13社を含む43社が、国内商社9社と商談を行う。
◆日本政策金融公庫、大日本水産会との連携
「アグリフードEXPO」にあわせた食品輸出商談会の開催は今年で11回目。同EXPOの主催者である日本政策金融公庫が、同EXPOの展示会出展者向けに設置する「海外展開相談コーナー」にJETROがアドバイザーが派遣する。
また、「シーフードショー」には、会場内で輸出セミナー(8月22日(木)13時?15時「水産物輸出拡大への取り組み?輸出の基礎からHACCPまで?」)にJETROから講師を派遣するとともに、日本産水産物の輸出状況などを紹介するJETROブースを設置する。
【開催概要】
◇JETRO食品輸出商談会およびJETRO商社マッチング
▽日時:8月22日(木)?23日(金)10時?16時50分
※海外バイヤーは21日(終日)に展示会場視察および商談を実施。
▽会場:東京ビッグサイト会議棟1階レセプションホールB
▽主催:JETRO
▽参加バイヤー:
○商談会 海外バイヤー22社・23名
○マッチング 国内商社9社
▽国内事業者(サプライヤー):
○商談会 114社・団体(予定)
○マッチング 43社(予定)
※商談会・マッチング両方参加22社を含む
▽対象品目:食品全般
【地方商談会開催概要】
○北海道(札幌市)
▽日時:
8月27日(火)9時?16時20分
8月28日(水)9時?17時10分
▽会場:札幌パークホテル地下2階「パークプラザ」
▽海外バイヤー:10社(9か国)
▽国内事業者(サプライヤー):101社(予定)
○山陰(鳥取県米子市)
▽日時 8月27日(火)9時30分?16時50分
▽会場 ANAクラウンプラザホテル米子2階「飛鳥」
▽海外バイヤー 7社(6か国)
▽国内事業者(サプライヤー)27社(予定)
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