遊休農地面積は前年から700ha減少 農水省2019年10月2日
農林水産省は、10月1日、平成30年の農地法に基づく遊休農地に関する措置の実施状況について、結果をまとめ公表した。
各市町村の農業委員会は、農地法に基づき、毎年1回、管内の農地の利用状況を調査し、遊休農地の所在を確認している。
平成30年に農業委員会が実施した利用状況調査の結果、遊休農地の面積が前年からおよそ700ha減の約9万8000haであることが確認された。
この遊休農地の所有者などに対しては、農地法に基づき、農業委員会が利用意向調査を行い、農業上の利用の意思がない場合などには、農地中間管理機構による「農地中間管理権」の取得に関する協議の勧告が行われる。
なお、全1737農業委員会など(農業委員会を置かない市町村を含む)の中で、管内の遊休農地の所有者などに対する利用意向調査が未了の農業員会は、6委員会あった。
平成30年利用状況調査の結果(30年11月末時点)は、次のとおり。
<遊休農地>
▽合計
9万7814ha(前年値9万8519ha)
【内訳】
▽1号遊休農地※1
9万1524ha(同9万2454ha)
▽2号遊休農地※2
6290ha(同6064ha)
(※1)現に耕作されておらず、かつ、引き続き耕作されないと見込まれる農地。
(※2)利用の程度が周辺の地域の農地に比べ著しく劣っている農地。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(148)-改正食料・農業・農村基本法(34)-2025年6月28日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(65)【防除学習帖】第304回2025年6月28日
-
農薬の正しい使い方(38)【今さら聞けない営農情報】第304回2025年6月28日
-
【特殊報】ウメにクビアカツヤカミキリによる被害 県内で初めて確認 三重県2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(1)2025年6月27日
-
【サステナ防除のすすめ2025】連作障害"待った" 野菜の土壌消毒編(2)2025年6月27日
-
大人の食育を推進 官民連携食育プラットフォームが設立総会 農水省2025年6月27日
-
全農 備蓄米 出荷済み20万t超える 進度率7割2025年6月27日
-
食品ロス 国民1人当たり37kg 3万1800円損失 2023年度2025年6月27日
-
5月の米の家庭内消費、前年同月比で減少幅拡大 米価高騰が消費冷ます 米穀機構2025年6月27日
-
(441)「とんかつ」はなぜ各国で愛されているのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月27日
-
【JA人事】JA松山市(愛媛県)阿部和孝組合長を再任(6月20日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAめぐみの(岐阜県) 新組合長に渡邉健彦氏2025年6月27日
-
【JA人事】JA木曽(長野県)新組合長に亀子宗樹氏(5月29日)2025年6月27日
-
【JA人事】JAおちいまばり(愛媛県)渡部浩忠理事長を再任(6月25日)2025年6月27日
-
【JA人事】JA仙台(宮城県)藤澤和明組合長を再任2025年6月27日
-
果樹王国和歌山から旬を届ける「みのりみのるマルシェ」東京・大阪で開催 JA全農2025年6月27日
-
伊藤園と共同開発「ニッポンエール 栃木県産にっこり梨SODA」新発売 JA全農2025年6月27日
-
【役員人事】農協観光(7月1日付)2025年6月27日
-
【生乳需給で中酪要請】酪農9700戸割れ 家族経営支援に重点、離農高止まりに危機感2025年6月27日