園芸学部・戸定ガーデンカレッジ開催 千葉大学2019年11月6日
千葉大学は、11月3日、4日の両日、園芸学部の松戸キャンパス(千葉県松戸市)で、戸定祭を開催した。
当日は晴天の下、大勢の来場者で賑わった。園芸学部らしく、大勢の学生が出店で農作物の販売を行った。また、千葉大学と連携協力に関する協定を締結している福島県のJA東西しらかわも出店し、様々な農産物を販売した。
千葉大学創立100周年を記念して建てられた戸定ヶ丘ホールでは、園芸学部・戸定ガーデンカレッジが行われ、同校卒業生の山口まり氏(NHK『趣味の園芸』講師)が、「目線の花飾りでおもてなし~手軽に作るハンギングバスケット」と題し、ハンギングバスケットの講演を行い、花による街飾りの重要性を、実例を交え説明した。
ハンギングバスケットとは、引っ掛けたり、吊るしたりする、花の寄せ植えのこと。街の景観を良くするだけでなく、人々の生活に癒しや潤いを与えてくれる。また、それにより犯罪率が減り、街が安全になる面や、人と人のコミュニケーションづくりにもなる。ただし、そのためには、花を美しく保つための、水やりや整姿・病害虫の対策や追肥などのメンテナンスも重要だ。
実例として、千葉県柏市の例を挙げた。JR柏駅前小柳通りの一画では、実施以前は夜中に若者がたむろして飲酒する等し、ゴミが増え、街の風紀が乱れていた。そこで山口さんが市に提案し、ハンギングバスケットでフェンスに花を飾ったことで、ゴミが減り、若者がたむろすることがなくなったという。
山口さんは、今後もハンギングバスケットの有用性を説き、花の町飾りによる美しい街づくりを広めていきたい、とその重要性を述べた。
(写真)講演する山口まり氏(NHK『趣味の園芸』講師)
この後のデモンストレーションでは、生花を使用し、来場者はハンギングバスケットを実体験した。
この他、昆虫展ではムシクイズが行われ、子供も交じり大勢の来場者で賑わった。

賑わう昆虫展のようす
デモンストレーションで作成したハンギングバスケット
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日 -
栽培支援のグリーンに投資 データ活用の高度化で気候変動対策や担い手育成支援 アグリビジネス投資育成2025年12月25日


































