農水大臣賞はワールドファームに 6次産業化アワード2020年1月16日
6次産業化推進協議会は、令和元年度6次産業化アワードの農林水産大臣賞、食料産業局長賞など各賞の受賞者を決定した。表彰式は2月20日に都内で行われる。
6次産業化アワード優良事例表彰式のチラシ
この表彰は、6次産業化推進協議会(座長:堀口健治・早稲田大学名誉教授)が農水省の委託事業として実施している。6次産業化をさらに進めていくため、6次産業化の取り組み事例を全国から広く募集し、地域活性化や事業の新規性・発展性などの観点で優れた事例を表彰するもの。
表彰式は2月20日(木)に品川グランドホールで開催される。受賞者は次のとおり。
◆農林水産大臣賞(1点)
▽有限会社ワールドファーム(茨城県つくば市)
農産物の国産化と若い担い手を育成する農業の地域一体化プロジェクト「アグリビジネスユートピア構想」を掲げ、自社はもとより、全国各地の自治体との進出協定を締結し、耕作放棄地を活用したキャベツ、ホウレン草などの生産および業務用一次加工(カット、冷凍)を展開するとともに、地元若手就農者の雇用就農を促進。
◆食料産業局長賞(5点)
▽有限会社伊豆沼農産(宮城県登米市)
地域の農業者で組織し、自社ブランド「伊達の純粋赤豚」の養豚部門、水稲、ブルーベリー等耕種部門、食肉、総菜、アイスクリーム、パン、酒類など多様な加工部門、農場レストラン、直売マーケット、外販、通販など販売部門、さらには生ハム体験工房など農泊・食農体験部門を展開。精肉の輸出により海外からも高評価を獲得。インバウンドなど観光需要にも対応。
▽しろう農園合同会社(沖縄県宮古島市)
アロエベラの栽培(有機JAS認証、日本最大規模の生産)、山羊による除草管理など無農薬循環型農業の話題性を活かし、アロエベラ商品の販売をはじめヤギふれあい牧場による観光連携、ヤギミルク加工品、養蜂と蜂蜜製造などお互いのシナジー効果を最大限に発揮し、冬場の観光資源が課題の沖縄で、新たな観光資源の創出に寄与。
▽有限会社コスモス(北海道清水町)
日本において一般的な食肉流通に乗らず経済価値の低いブラウンスイス牛を全国で唯一ブランディング。独自の飼育管理方法で加工適性のある肉質を実現。地元の食肉加工事業者と連携によるコンビーフ製造により、食肉加工の依頼が増加。ブラウンスイス牛の雄牛活用法の開拓で、全国のブラウンスイス牛飼育農家収入増に寄与。
▽株式会社いえじま家族(沖縄県伊江村)
離島である伊江島の経済振興として、島内生産者と伊江島産小麦の生産を確立するとともに、全量買い取りで全粒粉を用いたチップスを製造。製品および小麦は県内外からの引き合いも多く、生産、製造拡大、さらには島らっきょうなど他の特産品とのコラボ商品の開発に寄与。島内雇用の創出にも貢献。
▽株式会社ザファーム(千葉県香取市)
農村地域で自然、文化、交流を楽しむ滞在型余暇活動の文化を日本に定着させるべく、農作業体験をはじめ宿泊、温浴施設等を運営し、利用リピート率、お客様満足度ともに高水準の農園リゾートを実現。インバウンド、国内企業研修誘致による平日稼働率の確保や、SNS情報発信、リピート顧客限定商品など質の高いサービスを提供。
◆奨励賞(11点)
▽6次産業化モデル企業賞 株式会社早和果樹園(和歌山県有田市)
▽遠隔地の課題解決モデル賞 株式会社オキス(鹿児島県鹿屋市)
▽ものづくり地域支援賞 株式会社赤城深山ファーム(群馬県渋川市)
▽若手経営者賞 株式会社ゆうぼく(愛媛県西予市)
▽地域課題解決賞 株式会社タケマン(福岡県糸島市)
▽地域資源有効活用賞 村商株式会社(鹿児島県肝付町)
▽里山地域資源活用賞 株式会社そば研(秋田県羽後町)
▽地方活性化賞 株式会社NIKI Hillsヴィレッジ(北海道仁木町)
▽国産化推進賞 秋田やまもと農業協同組合(秋田県三種町)
▽地域女性雇用創出賞 有限会社柚冬庵(徳島県那賀町)
▽多角化チャレンジ賞 糸島漁業協同組合(福岡県糸島市)
なお、表彰式の開催日時および場所は次のとおり。
▽日時 2月20日(木曜日)13時から
▽会場 品川グランドホール(東京都港区港南2-16-4)
※申込み、問合せは、6次産業化推進協議会 事務局
野村アグリプランニング&アドバイザリー株式会社のWebサイトを参照。
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