津島市・佐渡市・長崎市で歴史的風致維持向上計画の認定 農水省など2020年3月25日
農林水産省、文部科学省および国土交通省は3月24日、「歴史まちづくり法」の第5条に基づき、愛知県津島市、新潟県佐渡市および長崎県長崎市の歴史的風致維持向上計画を認定した。
なお、認定式は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、実施を当面の間、延期する。
歴史的風致維持向上計画は、日本固有の歴史的建造物や伝統的な人々の活動からなる歴史的風致を維持・向上させ、後世に継承するため、市町村が作成した計画。
歴史まちづくり法に基づいて国が認定することにより、法律上の特例や各種事業により市町村の歴史まちづくりを支援することが可能となる。これまで金沢市、高山市など78市町の計画を認定しており、今回の認定で、認定都市数は81市町となった。
認定された計画の詳細は、国土交通省ホームページへを参照。
【歴史的風致維持向上計画認定状況について】
<計画の概要>
◎津島市
国指定の重要文化財「津島神社本殿・楼門」とその周辺地域と、600年近く続く尾張津島天王祭、津島駅西地区の山車祭や石採祭および茶の湯文化からなる歴史的風致の維持向上を図る。
津島駅西地区に所在する旧津島信用金庫本店等の歴史的建造物の保存・活用事業や、山車等が巡行する道路の美装化、地域の子供たちへの歴史・文化学習事業等を位置づけている。
◎佐渡市
国指定の重要文化財「旧佐渡鉱山採鉱施設」、国指定の史跡「佐渡金銀山遺跡」およびその周辺の鉱山町一帯と、善知鳥神社祭礼や鉱山祭とそこで披露される郷土芸能、無名異焼の製造・販売等からなる歴史的風致の維持向上を図る。
公有化した旧深見家住宅等の歴史的建造物の保存修理、歴史的建造物を活用した拠点施設整備、それら歴史的建造物を回遊するための道路の美装化等の事業や、相川音頭を踊る宵之舞等の地域行事の運営にかかる支援を位置づけている。
◎長崎市
国宝「大浦天主堂」や国指定の重要文化財「旧グラバー住宅」、重要伝統的建造物群保存地区「長崎市南山手重要伝統的建造物群保存地区」およびその周辺地域と、歴史的建造物等の保存活動の一環として始まった長崎居留地まつりや大浦諏訪神社の大浦くんち等の歴史的風致の維持向上を図る。
旧グラバー住宅をはじめとする歴史的建造物の保存修理、歴史的建造物のライトアップ、地域住民への歴史学習講座の開催等の事業を位置づけている。
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