コロナ禍の生活苦 米と野菜で救おう‐農家と市民が会結成2020年5月14日
新型コロナウイルスは社会に大きな打撃を与えているが、仕事や住まいを失って「飯が食えない人が増えている」と危機感を強める農家と市民が、困っている人々に米や野菜を届けようと会を結成した。
会の名称は「コメと野菜でつながる百姓と市民の会」。コロナウイルスの感染拡大で仕事を失った人や収入が途絶えた事業主、シングルマザー、ネットカフェを生活の拠点にしていた人たちなどに貧困と飢えが広がっている。
こうしたなか、これまで農業政策や貿易問題などでさまざまな運動に取り組んできた人たちのなかから困っている人たちにコメを送れないかという声が上がったことを契機に会を結成した。農家はコメと野菜を送り、消費者は送料をカンパするという活動に取り組む。緊急の取り組みとして当面6月末まで行う。
コメは1個口20kg、野菜は段ボール1箱。送料カンパは2000円としている。送付先、入金先など詳しくは同会発表の資料に掲載。
本紙編集部にも読者から「子どもがお米を食べられずに雑炊を食べているとの事実がテレビで報道されていた」として、メールで「加藤厚労相、お米を食べれない子どもが日本にいることがわかっていますか。安倍総理、検事の定年延長なんてやっている場合ですか」と批判の声が届いている。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日