農産物輸出1.8%増 2020年上半期-コロナ禍でも健闘 農水省調査2020年8月5日
農林水産省は8月4日、2020年上期(1月-6月期)の農林水産物・食品の輸出額を公表した。前年同期比で▲366億円減の4120億円となった。
前年比で▲8.2%となったが、農産物は前年の2864億円に対して2917億円と1.8%増えて健闘を示した。
輸出額の増加が大きいおもな品目は「かつお・まぐろ類」が+17億円でタイ、ベトナムで増えた。「牛乳・乳製品」は+5億円でベトナム、台湾で増加した。また、牛肉も+1億円でカンボジア、香港で増加した。
一方、輸出額の減少が大きい品目は真珠(▲69億円、香港で減少)、ホタテ貝(▲16億円 中国で減少)、アルコール飲料(▲11億円、韓国、米国で減少)などとなっている。
上半期は牛肉は前年同期比で▲23.0%となったものの、牛乳・乳製品は21.5%(114億円)、鶏卵104.1%(20億円)、米28.9%(27億円)などの伸びを示した。日本と同じコロナ禍で外食需要は減退したものの、巣ごもり需要で牛乳・乳製品、米などが伸びたとみられる。また、野菜・果実等は全体では▲1.4%となったが、なし46.5%(0.2億円)、もも37.8%(3.3億円)など伸びた品目もある。
林産物は▲10.8%、水産物は▲27.9%だった。
江藤拓農相は、輸出実績について「非常に厳しい状況」としながらも、「商流を絶やさない努力は引き続きする必要がある」と強調した。
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