県内で初めてサツマイモ基腐病を確認 高知県2020年12月14日
高知県病害虫防除所は、サツマイモ栽培ほ場でサツマイモ基腐病を県内で初めて確認。これを受け、12月10日に特殊報3号を発令した。
塊根の腐敗状況
10月に県東部のサツマイモ栽培ほ場で、地際部の茎と塊根が黒色~暗褐色に変色する症状が確認された。採取した株からPhomopsis属菌が分離されたことから農水省神戸植物防疫所に同定依頼したところ、サツマイモ基腐病と判明した。
この病は、平成30年11月に国内で初めて沖縄県で発生し、以降は鹿児島県、宮崎県、福岡県、熊本県、長崎県で確認され、高知県では初の発生となる。
サツマイモ基腐病が発生したサツマイモ栽培ほ場病徴として、まず地際部の茎が黒~暗褐色に変色し腐敗する。その後、茎の被害部が拡大し茎葉が萎凋、枯死する。発病が藷梗(茎と塊根を繋ぐ部分)を経て塊根まで拡大すると、なり首側から塊根が腐敗してくる。
被害株の変色部表層には、微小な黒点粒状の分生子殻が形成され、分生子は大きさや形状の異なる二つの型がみられる。
この菌の宿主植物はヒルガオ科植物で、罹病した塊根やつるで伝搬する。また、植物残渣上で越冬しそれが翌年の伝染源となる。
防除対策では、発病したつるや塊根は速やかに抜き取り、ほ場内や周辺に残渣を残さないように処分する。
発病株の除去前後は、周辺株への感染を予防するため、銅剤(Zボルドーまたはジーファイン水和剤)を複数回散布する。収穫後は、ほ場から残渣を速やかに除去して耕耘などを行い、除去しきれなかった残渣の分解を促進するよう促している。 この病が発生したほ場では、次作のサツマイモ栽培を控え輪作を行い、発生したほ場からは種芋を採取しないよう注意を呼びかけている。種芋は腐敗や病害、傷のない健全なものを選定し、種芋や苗床の土壌消毒を行う。苗は地際部から5cm以上切り上げて採苗し、採苗当日に苗を消毒する。
植付前には、ほ場の排水対策や土壌消毒を行うことを推奨している。
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