コムギの赤さび病発生で注意報 愛知県2021年3月17日
愛知県農業総合試験場は、コムギの赤さび病が今後の気象条件で多発する恐れがあることから、3月12日に病害虫発生予察注意報第9号を発表した。
コムギ赤さび病
赤さび病は2月1日から3月31日までに、日平均気温12℃以上で降雨があった日が4回以上あると多発することが知られている。同県の一部地域では、2月1日から3月11日までにこの条件を満たす日が4回観測され、この病が多発した2015年、2016年と気象条件が類似していることから、県内全域を対象に注意報を発令した。
3月11日に名古屋地方気象台が発表した1か月予報によると、天気は数日の周期で変わり、気温は平年に比べ高いと予想。この予報を受け、今後も赤さび病の感染好適条件となる可能性が高いとしている。今年は冬季の気温が高い状態で推移し、コムギの生育が進んでいる。赤さび病は、葉色が濃くなる出穂期頃から発生が急増することが多いため、ほ場の見回りと防除の徹底を促している。
赤さび病が多発すると葉が早期に枯れ上がり、収量・品質が低下するため発生初期からの防除が重要とし、防除対策では、茎立期から止葉抽出期までに1回、開花期に1回、薬剤を選定し防除を行う。この病原菌は、前年作から飛散した夏胞子が第一伝染源であるため、前年に発病が確認された地域では特に注意するよう呼びかけている。
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日