ハスモンヨトウ多発で注意喚起 大阪府2021年6月7日
大阪府環境農林水産部農政室は、県内全域でハスモンヨトウの発生量が平年に比べ多いことから、6月4日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。6月から7月上旬にかけて平年に比べ気温が高く、今後さらに発生が多発するおそれがあるため、防除の徹底を呼びかけている。
ハスモンヨトウ幼虫(提供:(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所)
5月下旬に羽曳野市、枚方市、八尾市、富田林市、堺市、岸和田市、泉佐野市で行ったフェロモントラップへの誘殺虫数は、すべての調査地点で前年を上回り、平年値の約3~15倍となった。
ここ数年、主に西日本で発生が多く確認されており、令和2年度に注意報を発表した都道府県は兵庫県、滋賀県、島根県、徳島県となっている。
ハスモンヨトウは寄主範囲が広く、果菜類や葉菜類、いも類、豆類、花き類など、幅広い作物を加害するため、早期の発見と防除徹底を呼びかけている。防除対策は次のとおり。
ハスモンヨトウ卵塊(同)
〈防除対策〉
○ほ場をこまめに見回り、卵塊やふ化後周辺へ分散する前の幼虫を見つけしだい捕殺する。
○老齢幼虫になると、薬剤の殺虫効果が大幅に低下するため、若齢幼虫のうちに薬剤防除する。
○薬剤に対する抵抗性が発達しないよう、系統が同じ薬剤の連用を避け、系統が異なる薬剤をローテーション散布する。
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