兼業就農に特化した学校 千葉県睦沢町で来年1月から開校 おひさま総合研究所2021年10月20日
株式会社おひさま総合研究所(千葉県千葉市)は、兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」を千葉県睦沢町の協力で、2022年1月から3か月間開校する。
就農イメージチャート
「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした実践的な民間スクール。就農における最大のハードルである農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、融資書類作成などを実際の農政担当者や融資担当者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることをめざす。また、兼業でありながら、収益を省力で上げるための六次産業化として、ネット通販、ソーラーシェアリング、農泊、体験農業、農家レストラン、簡易栽培などの講義も行う。
睦沢町では、農業委員会、農政担当者、JA担当者が講義に参加し、町の農地の斡旋や新規就農認定をサポート。他地域兼業就農の希望者には、用地探索から農地取得までを指導する。
兼業就農は、農家住宅の建設(市街化調整区域の農地に建てられる自宅)、有利な条件の融資、個人事業主化による節税などリスクを伴わずに大きなリターンを得ることができる。また、食料を自給でき、災害や疫病に強いことも大きなメリットといえる。
同校がこれまでの就農支援と違う点は、仕事を辞めさせないため、経済的リスクがないこと。また、技術指導や営農計画策定などと農地取得や融資獲得などは、それぞれの個人的努力にかかっていたが、全てカリキュラム化して、実際の審査者が講師を務める。授業は、通いやすいように週末だけの実施とし、睦沢町に限っては移住や住宅建設など行政がサポート。二拠点生活での参加も想定しているため、必ずしも移住が必須要件ではない。また、希望者には有料で、整地後に植樹された畑などをそのまま譲り受け、インスタント農家になることもできる。
千葉県南東部に位置する睦沢町は、都心から60キロで、9月現在の人口は6890人と千葉県内の行政区で二番目に少ない町。サーフィンで有名な一宮町と関東で移住人気ベスト1のいすみ市が隣接しており、海は近く、山も楽しめる。また、津波が来ない高い位置にあり、地価も安いなど地味ながらも良いとこどりができる町といえる。
現地説明会の様子
◎チバニアン兼業農学校実施概要
開催日:2022年1月8日~3月20日
会場名:つどいのハコ、オリーブの森カフェ(睦沢町上之郷2016番地5)
申し込み方法:ホームページから
参加費:通常コース28万円、ネット視聴コース5万円※いずれも税込
備考:オンライン無料説明会実施中
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