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麦類の赤かび病 北陸と東海一部で多発 令和4年度病害虫発生予報2号 農水省2022年5月12日

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農水省は5月11日、令和4年度病害虫発生予報第2号を発表した。麦類では、赤かび病の発生が、北陸と東海の一部の地域で多くなると予想。野菜類では、たまねぎのべと病の発生が、北関東、近畿および四国の一部の地域で多くなると予想。また、果樹・茶では、果樹カメムシ類の発生が、北東北、東海と近畿の一部の地域で多くなるとみられる。

各作物の詳細は以下の通り。

◎水稲
水稲で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

・スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)は、昨年多発生となった地域では、多くの貝が越冬しているおそれがある。被害を抑えるため、移植前に取水口・排水口にネットや金網を設置するとともに、水田内の発生が多い場合には石灰窒素の散布の実施を検討を。また、移植時は薬剤散布を実施し、移植後は水深を4cm(理想は1cm)以下に維持する浅水管理を実施する。なお、スクミリンゴガイは、農機具・機械に付着した泥とともに他のほ場へ拡散することがある。発生ほ場で使用した後は泥をよく落としてから移動させるよう心がける。

◎麦類
麦類で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

・赤かび病は、北陸と東海の一部の地域で多くなると予想されており、岐阜県、愛知県、三重県と滋賀県から注意報が発表されている。同病の防除は感染しやすい時期を捉えた防除が重要で、麦の種類ごとに防除時期が異なる。昨冬から今春にかけて早期に気温が上昇し高く推移した地域では、麦の生育が当初の予測よりも早まる。都道府県の提供する発生予察情報等を参考に、地域ごとの防除適期を確認して的確に防除を実施。なお、防除適期に降雨が続く場合は、降雨の合間に防除を実施する。

◎野菜・花き
野菜・花きで各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

<たまねぎ>
べと病の発生が、北関東、近畿とび四国の一部の地域で多くなると予想。和歌山県から注意報が発表されている。ほ場を見回り、り病株の抜き取りを実施するとともに、都道府県から発表される発生予察情報等を参考に薬剤防除を的確に実施する。

<いちご>
アザミウマ類は、東海、四国および北九州の一部の地域で多くなると予想。この虫は、作物を加害するほか、多くの病原ウイルス病を媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。なお、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定を。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

<きゅうり>
べと病の発生が、北関東と四国の一部の地域で多くなると予想。同病は葉のみに発生し、多湿条件で発生が助長され、多発すると葉が枯れ上がることにより減収につながる。施設栽培では、換気等により施設内の湿度管理を行うとともに、発生状況に応じて都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に薬剤防防除を実施する。

<トマト>
・コナジラミ類
東海の一部の地域で多く発生すると予想。この虫は作物を加害するほか、多くの病原ウイルス病を媒介することが知られている。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施を。なお、同虫は薬剤抵抗性が発達しやすいため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に同一系統薬剤の連用を避けるなど、薬剤を適切に選定する。また、農薬散布のみならず、天敵による生物的防除等の各種防除手段を組み合わせた防除の実施についても検討を。

・灰色かび病
南関東と四国の一部の地域で多くなると予想。同病は、多湿条件で発生が助長される。施設栽培では、換気をする等の湿度管理や伝染源となるり病部の早期除去を実施するとともに、発生状況に応じて都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。なお、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているので、薬剤防除を実施する際には、同一系統薬剤の連用を避けるなど薬剤を適切に選定を。

・葉かび病
北関東と北九州の一部の地域で多くなると予想。同病は、多湿条件で発生が助長される。施設栽培では、換気をする等の湿度管理や伝染源となるり病部の早期除去を実施するとともに、発生状況に応じて都道府県の発表する発生予察情報等を参考に適期に防除を実施する。なお、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているため、薬剤防除を実施する際には、同一系統薬
剤の連用を避けるなど薬剤を適切に選定を。

◎果樹・茶
果樹・茶で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫とその地域は次の通り。

<もも>
・せん孔細菌病の発生が、北陸及び四国の一部の地域で多くなると予想。香川県からは注意報が発表されている。同病は、春期に枝に形成される春型枝病斑(スプリングキャンカー)が伝染源となり、降雨や風により発生が助長される。前年の発生が多かった地域では、当該病斑が形成されやすい環境となっているため発生が多くなると予想される。園内を注意深く観察し、発病枝が確認されたら確実に除去を。

<かんきつ>
・そうか病の発生が、東海の一部の地域で多くなると予想。同病は葉や枝の病斑で越冬し、降雨等により新葉への感染が助長される。園内を注意深く観察し、り病した枝や葉が確認されたら確実に除去を。

<なし>
・黒星病の発生が、北陸、東海及び近畿の一部の地域で多くなると予想。昨年の発生量が多かった地域では、伝染源が多くなっていると予想されることから、特に注意が必要。対策に当たっては、伝染源となるり病部の除去、薬剤散布等の防除を実施を。また、一部の薬剤に対して耐性菌が発生しているため、都道府県から提供される発生予察情報等を参考に効果的な薬剤による防除を実施する。

<果樹全般>
・果樹カメムシ類の発生が、北東北、東海と近畿の一部の地域で多くなると予想。山林等の越冬場所から離脱した成虫が春の気温の上昇とともに餌を求めて移動し、果樹全般を加害する。同虫の飛来状況は地域や園地により異なるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考にしつつ、園内の観察をきめ細かく行い、飛来が認められた場合は、飛来初期から防除を実施する。

<茶>
・ハマキムシ類の発生が、南関東と東海の一部の地域で多くなると予想。ハマキムシ類の幼虫は、茶葉をつづり合わせて内部を食害するが、葉をつづり合わせてからでは薬剤がかかりにくくなるため、ふ化期~若齢幼虫期を対象とした薬剤散布が効果的。地域の予察等やフェロモントラップの誘殺状況を参考に、前世代成虫の発生最盛日の7日後程度を目安に防除を実施する。

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