オランダの窒素大幅削減策に農業団体が反発 家畜数削減の恐れなどで大規模デモに2022年7月8日
オランダ政府が環境汚染対策として打ち出している窒素の大幅削減策をめぐって、家畜数の大幅削減につながる恐れなどがあるとして農家や農業団体が強く反発している。現地メディアの報道などによると、高速道路を封鎖する大規模なデモに発展するなど、国内で影響が広がっている。
現地メディアの報道などによると、オランダ政府は環境汚染対策として『2030年までに家畜が排出する窒素を2019年比で半減させる』という目標を打ち出しており、さらに先月になって、一部の農家は窒素排出量を70%減らさなければならないと発表した。これを受けて、農家や農業団体は、窒素排出量の強制によって家畜の数を大幅に削減されるなど畜産業が大きな打撃を受ける恐れがあることから強く反発し、デモが広がっているという。
当初は平和的なデモだったが、今月に入って高速道路や流通センターをトラクターで封鎖、一部のデモ参加者が担当大臣の自宅へ侵入するなどデモが激化しており、SNSではデモの様子を撮影した画像などが投稿されている。一部の農業団体は空港の封鎖を含む大規模な抗議活動をSNSで呼びかけるなどしており、オランダ国内のスーパーマーケットなどで棚が空になるなど影響が広がっている。
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