鳥インフルエンザが異例ペースで流行 野村農相「一層厳重警戒が必要」2022年11月22日
野村哲郎農相は11月22日の閣議後会見で、鳥インフルエンザが各地で相次ぎ、すでに殺処分の数が昨シーズン全体を上回る事態になっていることについて、「今シーズンは発生が早いという印象があり、一層の厳重警戒が必要」などと述べ、改めて全国の養鶏場などに飼養衛生管理の徹底を呼び掛ける姿勢を示した。
鳥インフルエンザをめぐっては、今年は初めて10月に農場での感染が確認され、その後、22日までに全国で14例に達し、ニワトリなどの処分は昨シーズン全体の189万羽をすでに上回っている。
これについて野村農相は会見で、「今年は早いという印象があり、養鶏団地のあるところは大変な緊張感をもって注意喚起をしている」と述べ、発生した14件のうち10件については、野村農相みずからか三役が直接、発生県の知事と話して改めて注意喚起をしたことを明らかにした。
そのうえで野村農相は「今シーズンは一層の厳重警戒が必要。決め手としては農家のみなさんが飼養衛生管理を徹底する以外ない。石灰をまいたり、鶏舎に穴が空いているところはふさいだりと、できるだけリスクを高めないように警鐘を鳴らしており、各県とも相当の緊張感をもって取り組んでいる」と述べ、感染防止に向けて全国の養鶏場などに引き続き注意を促していく姿勢を示した。
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日