鳥インフルエンザ発生が過去最多の54件に 年明けも発生相次ぐ 殺処分775万羽に2023年1月5日
農林水産省によると、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が今年に入って群馬県と千葉県、福岡県で相次いで確認された。今シーズンの発生は54件目となり、これまでで最も多かった2020年~21年を上回り過去最多となった。
農林水産省によると、今月1日、群馬県高崎市の採卵鶏の農場(飼養羽数1万5000羽)で疑似患畜が確認されたのに続き、今月3日、千葉県旭市の採卵卵の農場(飼養羽数約1万羽)と福岡県古賀市のエミューの農場(飼養羽数約400羽)でも疑似患畜が確認された。
これまでに鳥インフルエンザの発生が最も多かったのは、2020年~21年の52件だったが、今シーズンの発生件数はすでに上回った。また、鶏などの殺処分数は約775万羽に達し、過去最多だった2020年~21年の987万羽を上回るペースとなっている。
今シーズンの鳥インフルエンザの家きんの発生は10月28日と過去で最も早く確認され、これまで発生がなかった福島県、鳥取県、山形県、沖縄県、長崎県、群馬県の6県で確認されるなど、全国的に環境中のウイルスの濃度が高まっていると指摘されている。このため政府は昨年12月、発生した道県すべてで農場を対象に緊急消毒を実施する方針を決め、すでに各地で作業が始まっている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日
-
全農 政府備蓄米 91%出荷済み 7月末2025年8月1日