耕畜連携を強化 資源循環型農業を促進 沖縄県 みどり戦略基本計画2023年4月11日
沖縄県は3月20日にみどり戦略基本計画を公表した。基幹作目の畜産と耕種の連携強化を基軸とした資源循環型農業を促進し環境負荷低減を図る。
計画は県と全41市町村で作成した。2022年度から31年までの10年計画とした。
沖縄県は亜熱帯に位置し、亜熱帯性気候由来の病害虫や雑草が多発し、また、土壌は有機物が分解しやすいなどの特性をふまえ、基本計画では他県よりも化学肥料や農薬の低減が厳しい環境にあることに留意する必要があると指摘。
天敵を活用した防除
そのうえで基幹作目の畜産と耕種の連携強化を軸に資源循環型農業の促進を柱とした。また、局所施肥や総合防除、気候変動に対応した品種の開発などにも取り組む。
計画のおもな目標では2020年に1827件の環境保全型農業の実践数を24年度に2127、31年度に2652まで増やす。
総合的病害虫防除技術の実践者を2020年度の162戸から31年度には217戸に増やす。
取り組みのポイントは、家畜排せつ物だけでなく砂糖生産からの副産物、水産物の加工残さなどを活用したたい肥化。広域連携型の資源循環システムを強化する。
また、国内外の市場で「おきなわブランド」の形成を推進するため、環境負荷低減事業活動で作られた農林水産物の加工施設整備支援や、テストマーケティングなどの販路開拓にも取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日