鳥インフルエンザの清浄化宣言 防疫措置が完了 農水省2023年6月20日
農水省は6月20日、国際獣疫事務局(OIE)に提出した鳥インフルエンザの清浄化宣言が、5月13日の開始日として、OIEのウェブサイトに掲載されたと発表した。
国内の今シーズンの鳥インフルエンザをめぐっては、昨年10月から今年4月までに過去最多となる26道県で84件発生し、殺処分の対象となった家きんは約1771万羽に達した。
同省によると、今年4月14日までにすべての防疫措置が完了し、その後、新たな発生が確認されていないことから、OIEの規定に基づいて鳥インフルエンザの清浄化宣言を提出し、5月13日から清浄化されたとする記述ががOIEのウェブサイトに掲載された。
これを受けて同省は、畜産関係者に対し、今シーズンは鳥インフルエンザが欧州や北米のほか南米でも発生が確認されるなど世界的に深刻な状況となっており、飼養衛生管理の徹底や早期の発見・通報に向けて監視の強化に努めてほしいと呼びかけている。
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