いちはら梨オリジナル品種「市原7号」愛称は「碧月」に決定 千葉県市原市2023年12月12日
千葉県市原市は12月6日、市制施行60周年記念事業として募集した、いちはら梨オリジナル品種「市原7 号」の愛称を発表。市内の中学校に通う小野寺舞さんが考案した「碧月(あおづき)」に決まった。
「碧月(あおづき)」の愛称を考案した小野寺舞さん(左)
「市原7号」の愛称募集は、市原市内の小・中学校の児童・生徒1万8800人を対象に募り、計2190件の応募の中から「碧月(あおづき)」が選ばれた。考案者の小野寺さんは由来について、「"あおみどり"の意味がある『碧』の字と、大玉の梨から連想された丸い『月』の字の組み合わせが、市原7号にぴったりと考えた」と説明。仲良し3人組で一緒に考案したそうで、「良い思い出になった」と話した。
9月中旬に収穫できる青梨の「碧月」は、大玉かつ豊産の品種で、甘みと酸味のバランスがよい濃厚な味わいが特徴。青りんごを食べているような新感覚の梨で、生産の指定地域を市原市に限定しているため、市内でのみ生産が可能な、オンリーワンの品種となる。
梨の「碧月」こといちはら梨オリジナル品種の「市原7号」
「碧月」は、直売をメインに、「幸水」などの旬が過ぎたころ、お彼岸の需要にも対応できる品種を開発しようと、2007年に育成を開始。「菊水」を親品種とし、市原市農業センターの職員が15年の歳月をかけて育成・選抜した。生産者の農場での現地試験を経て、2022年2月に「市原7号」の品種登録出願を行い、同6月20日に出願公表された。
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