加工原料乳生産者補給金プラス0.23円 集送乳調整金計で11.67円/kg 2024年度畜産物価格2023年12月12日
農林水産省は12月12日の自民党畜産・酪農対策委員会に2024年度畜産物価格などを示し了承され、同党総合農林政策調査会としても了承した。農水省は13日に農政審畜産部会を開き、畜産物価格を諮問する。
12日夕に開かれた自民党の会合
加工原料乳生産者補給金単価は、今年度に比べ1kg0.23円引き上げ、同8.92円とする。配合飼料価格や乾牧草の高騰と子牛の販売価格下落をふまえた。
また、集送乳調整金は同0.03円引き上げ同2.68円とする。
そのほか2024年4月からのトラックドライバーの時間外労働の上限規制適用で集送乳経費の上昇が懸念されることから生乳流通改善緊急事業として、集送乳経費の上昇を抑える取り組みに対して同0.07円の奨励金を交付することも決めた。
その結果、補給金と集送乳調整金の合計は今年度にくらべて同0.33円の引き上げとなり同11.67円となる。
総交付対象数量は325万t。そのほか脱脂粉乳需給改善緊急事業として5万tを補給金単価と同単価で支援するほか、バター分の13万tについては2分の1単価で支援する。ただし、実際の仕向け量が13万tを下回った場合は、予算(7.5億円)の範囲内で2分の1以上の支援額とする。
生乳の需給調整のために脱脂粉乳とバターが製造されるが、このうちバターは需要があるものの、脱脂粉乳はヨーグルト需要が見込めないことから在庫が積み上がっている。このため脱脂粉乳分は23年度補正予算で在庫低減の取り組みを支援する。
このような取り組みで総額は392.7億円と今年度より7.1億円増加する。
肉用牛保証基準価格は飼料価格の高騰などをふまえて乳用種、交雑種以外は1頭8000円~3000円引き上げる。また、合理化目標価格も輸入品価格が高騰していることから乳用種、交雑種以外は同5000円~2000円引き上げる。
また、和子牛生産者臨時経営支援事業は来年3月まで延長する。黒毛和種で1頭60万円、褐毛和種で同55万円、その他肉専用種で35万円が発動基準価格でこれを下回った場合、平均価格との差額の4分の3を支援する。
表1:令和6年度の加工原料乳生産者補給金及び集送乳調整金の単価、
総交付対象数量並びに関連対策について・[]はALIC事業
表2:令和6年度の肉用子牛の保証基準価格等について
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