有機表示した酒類の台湾への輸出 2024年から可能に 農水省2023年12月19日
農林水産省は12月18日、有機JAS認証を受けた有機酒類について、2024年1月1日から、有機(organic)表示を付けて、台湾へ輸出が可能になることを発表。台湾の制度による認証を受けた有機酒類を輸入しても、JAS制度に基づき「有機」等と表示できる。
これまで、酒類を除く有機農産物と有機農産物加工食品については、日本と台湾との間において有機JAS制度に基づいて輸出入されていたが、有機酒類についても、2024年1月1日から有機JAS制度に基づき輸出入できるようになる。これにより、有機食品の輸出入に係る手間等が軽減され、輸出の増大等が期待される。
日本と台湾の有機酒類の輸出入について相互承認の内容は以下のとおり。
(1)日本から台湾への輸出について
1.対象範囲
有機JAS制度に基づき、日本国内で生産・加工され、有機農産物加工食品として格付がされた有機酒類
2.生産基準
有機加工食品の日本農林規格(令和4年9月1日財務省・農林水産省告示第18号)
(2)台湾から日本への輸入について
1.対象範囲
台湾の制度に基づき、台湾で生産・加工された有機酒類(日本の制度で有機農産物加工食品に該当するもののみ)
2.生産基準
有機農産品有機轉型期農産品驗證基準與其生産加工分裝流通及販賣過程可使用之物質
(Certification Standard for Organic Agricultural Products and In-conversion Agricultural Products and Allowable Substances in theirProduction, Processing, Packaging, Distribution, and Sale)
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