最大150万円の補助も「坂井市版下町ロケット 農業用機械自動運転実施事業」実施中 坂井市2023年12月26日
福井県坂井市では市民が誇りを持って市政運営に参画するという視点で寄附を通じた「市民参加型社会」を構築するため、平成20年に「坂井市寄附による市民参画条例」を制定しふるさと納税を運用しいる。令和元年に寄附金の使い道として提案された「坂井市版下町ロケット 農業用機械自動運転実施事業」は、令和3年から5年間の事業を開始した。
ほ場内を自動で旋回・作業するトラクター(無人仕様)
坂井市の水田約6,000haでは、コシヒカリ、ハナエチゼンのほか福井県の新しいブランド米いちほまれなどの品種を生産している。
コシヒカリの生みの親(開発者)坂井市の故石墨慶一郎氏は、福井県農業試験場で品種改良を重ね強湿田に強い食味にこだわったコシヒカリを作り上げた。
コシヒカリのふるさとである坂井市の水田農業は、高齢化が進行し後継者不足、人手不足により営農環境は悪化。
近年は、機械化や水田の集約化が進み労働環境は改善しつつあるが、若い世代が進んで就農するわけではないため問題の解決や改善が求められている。
これらの問題を解決・改善するためにスマート農業技術による農業の省力化や高収益化は不可欠。
しかし、その反面、スマート農業を行うための小型のGPS移動基地局は高額であることに加え経営体ごとに基地局を整備するのは非効率である。
そこで令和3年3月に福井県農業共済組合がRTK基地局を開局したのに合わせ、坂井市では令和3年度から自動操舵システムを導入する費用を補助する事業を開始。
自動操舵システムを導入する費用は約200~300万円かかるが、寄附金を活用し導入に係る経費について最大150万円の補助を行う。
令和5年12月時点で41件の整備がおこなわれ、42台の農業機械が稼働している。
重要な記事
最新の記事
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日