酪農▲56.8、肉用牛▲52.1 大幅なマイナス値 農業景況DI 日本公庫2024年3月18日
日本政策金融公庫は3月14日、今年1月に実施した農業景況調査結果を発表した。2023年の農業景況DIはマイナス幅が12ポイント縮小したものの、生産コスト高が継続し、24年も引き続きマイナスとなる見込みだ。
有効回答は約6900。2023年の農業景況DIは▲26.9で前年実績から12.2ポイント上昇しマイナス幅が縮小した。
ただし、業種別では酪農(北海道:▲87.7→▲56.8)、肉用牛(▲62.0→▲52.1)で縮小したものの、依然として大幅なマイナス値となった。
2024年の見通しは▲6.5と23年実績から20.4ポイント上昇し、マイナス値が縮小する見込みとなっている。
生産コストDIは前年実績の▲88.3が▲84.6へと3.7ポイント上昇したものの、大幅なマイナス値が継続している。全業種で▲75.0以下の大幅なマイナス値で、施設花き▲91.2、稲作(北海道)▲90.6、畑作▲90.5と▲90を上回っている。
雇用状況DIは▲37.6と前年実績から横ばいだが、マイナス値であることから労働力不足を示したている。
24年に「設備投資予定あり」とする比率は23年から3.9ポイント上昇して48.9%となった。耕種では稲作(都府県:54.4%)、畜産では養豚(56.9%)がもっとも高くなった。一方、酪農(北海道:34.5%)、肉用牛(37.9%)、ブロイラー(38.9%)は4割を下回った。
設備投資の内容は農業全体で「農機具・機械装置」が64.9%ともっとも高く、次いで「建物・ハウス・構築物」が29.9%となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日