農業予算増の方針 「総裁候補に確認を」 江藤拓自民党総合農林政策調査会長2024年8月21日
自民党の江藤拓総合農林政策調査会長は8月21日の総合農林政策調査会・農林部会の合同会議で出席した議員に対して、9月の自民党総裁選は「農林水産業を真剣に考えるわれわれにとって大変大事」だと話し、自分が推す候補者に改正基本法農政下の初年度にふさわしい予算を措置する意向があるかなど、「ぜひ確認していただきたい」と呼びかけた。
会合では農林水産省が2025年度予算概算要求の重点事項（予算額はなし）を説明した。
冒頭、江藤拓会長は「今回の予算は例年とは違う。法律を変え基本計画を作り、自民党・政府が今後の農業政策にどれほど力を入れるのかということが金額で示されることになる」と述べた。
その後、「不適切な発言かもしれない」と前置きしたうえで、「これから総裁選が戦われるが、農林水産業を真剣に考えるわれわれとしては、一人ひとりの候補者に対して、骨太の方針（農業の構造転換の実現に向けた施策を初動の5年間で集中的に実行など）をしっかり守っていただけること、来年度の予算については構造改革するにふさわしい予算をしっかりと付けてくれること、それをぜひ確認していただきたい。これはとても大切なこと。法律を改正するということはわれわれが国民に姿勢を示したことになる。それを今度は具体的な金額で示すときが来た」と述べたうえで、
「総裁の選び方次第によっては、これが反故になってしまうかもしれない。（逆に）もっと前に進むかもしれない。自分たちにとって大変大事な総裁選だ。いい総裁が選ばれるよう力添えを」と呼びかけた。
自民党総裁選には10人以上の議員が立候補の意向を表明している。9月12日に告示され、27日に投開票される。
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