農産物輸出 米、牛肉、りんごなど9品目が過去最高 24年実績2025年2月7日
農林水産省が公表した2024年の農林水産物・食品の輸出額は対前年比3.7%増の1兆5073億円となり、11年連続で過去最高額となった。

農産物の輸出額は9818億円で対前年比8.4%増となった。
農産物では9品目が過去最高額となった。このうち米の輸出額は120億円で26億円増、28%の増加となった。数量は4.5万t。米国や香港などでおにぎり店や寿司店など日本食レストランが増加したことがおもな要因だという。
パックご飯は14.3億円で44%増。数量は2298tで48%増加した。米国向けを中心に伸びているという。
牛肉は648億円で70億円増、12%の増加となった。米国向け42億円増、台湾向け18億円増、タイ向け11億円増となった。米国のレストラン向け、台湾の焼肉店などが伸びた。また、和食に合わせた牛肉のカット法の講習やロイン系以外のももなど部位の売り込みにも力を入れたという。今後は米国の中部、欧州で和牛の認知度を上げるため、オールジャパンのプロモーションに取り組むとしている。
青果物ではりんごは201億円で34億円増、21%の増加となった。台湾で食味の良さに対する引き合いが堅調だという。
そのほか過去最高額となったのはぶどう(59億円・14.7%増)、かんしょ(36億円・24.3%増)、ながいも(33億円・0.2%増)、もも(29億円・13.2%増)、かんきつ(14億円・11.9%増)、緑茶は363億円で25%増となった。
緑茶は米国や欧州で健康志向や日本食への関心の高まりを背景にラテやスイーツの食品原料として抹茶を含む粉末状茶を中心に需要が増加している。
米の輸出について農水省は国内の主食用米の価格上昇で24年産では輸出向けの確保が難しくなったという。農水省は水田政策の見直しのなかで基本計画に輸出目標値を設定することや、農地の集約と大区画化、にじのきらめきなど多収品種の拡大などに取り組む米の輸出産地を30産地形成する方針を示している。
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