農業経営体 5年で約25万減 82万8000経営体 2025農林業センサス結果2025年11月28日
農水省は11月28日、2025年農林業センサス結果の概要を公表した。5年前にくらべて農業経営体は24万7000経営体減少し、82万8000経営体となった(2025年2月1日現在)。

農林業センサスは1950年から5年ごとに実施しており、今回で16回目となる(林業センサスは10回目)。
農業経営体は2015年センサスでは137万7000経営体だったが、2020年調査では107万6000経営体へと30万経営体、21.9%減少した。
その5年後の今回の調査では24万7000経営体減少し、82万8000経営体となった。減少率は23.0%と前回調査よりも高まった。
農業経営体のうち個人経営体は78万9000経営体で5年前に比べ24万8000経営体(23.9%)減少した。
法人経営体は2000増
一方、団体経営体は3万9000経営体となり1000経営体(2.9%)増加した。このうち法人経営体は3万3000経営体で5年前に比べ2000経営体(7%)増えた。団体経営体に占める法人経営体の割合は5年前より4ポイント増加し、84.0%となった。
個人経営体が高齢化による離農で減少傾向が続いている一方、法人化が進展している。
経営耕地面積は0.6ha増

1農業経営体当たりの経営耕地面積は3.7haで5年前に比べて0.6ha増加した。2020年調査でも2015年調査に比べて0.6ha増加しており規模拡大が継続している。
3.7haの借入耕地面積は1.7haで5年前に比べて0.5ha増加した。農水省は借り入れによる農地の集積が進んでいるとしている。
都府県は2.6haで5年前に比べて18.2%増、北海道は34.5haで同14.2%増となった。
規模階層別の農業経営体数の増減率を見ると、5年前に比べて増加したのは100ha以上層のみで7.7%となった。他の階層は軒並み減少している。
都府県では10~20ha以上層で増加しており規模が拡大している。
20ha以上 初めて5割超え

経営耕地面積規模別の農業経営体の面積シェアは20ha以上が51.0%となり今回初めて5割を超えた。10年前は37.5%、5年前は44.3%だった。
高齢層の離農増 平均年齢下がる
基幹的農業従事者(自営農業を主な仕事としている世帯員)は102万1000人で5年前に比べ34万2000人(25.1%)減少した。
すべての年齢階層で5年前に比べて減少している。高齢農業者でリタイアが進んだと見られ、上昇傾向にあった65歳以上の構成割合が初めて減少に転じて、5年前の69.6%から69.5%と0.1ポイント減少した。そのため平均年齢も5年前から0.2歳低下し67.6歳となった。平均年齢が低下するのは初めて。
農水省は高齢層で離農が進んでいるのは、近年の資材価格高騰や夏の高温などの影響があるとみる。一方で企業の雇用期間が伸びているため定年帰農が減少していることも一因となって高齢層が減っていることも考えられる。
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