農政:数字で見る日本の農業
従事者の4割女性 JAの役員は7.7%【数字で見る日本の農業】第4回 2020年6月10日
日本の農業は、従事者に女性の占める比率が高い。平成30年の販売農家で、男性の従事者159万人に対して、女性が128万人となっており、全体(287万人)の44・6%を占める。
基幹的農業従事者は58万5000人で、全体(145万人)の40%と、やや比率は下がるが、依然「日本農業の半分は女性で支えられている」といっても過言ではない。
農業従事者の比率に対して、農業に関係する組織への参画は少ない。男女共同参画が唱えられ、参画が進んではいるものの、農業委員に占める割合は12%。JA運営への参画は、正組合員数で94万人(平成29年)で、少しずつ増えているが、全体の12%に過ぎない。
JAの役員にいたってはさらに少なく、平成29年で1万7272人中、女性は7・7%の1327人に過ぎない。これは合併によってJA数が減り、理事数も減っていることが背景にあるが、依然、JAの経営は〝男性社会〟だということがみてとれる。
なお、農業経営で家族や夫婦の役割を明確にする家族経営協定を結んでいる経営は、平成30年で5万7805戸。26年に比べ3400余り増えているが、この数年は増加率が鈍化している。
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