水稲用除草剤の拡販めざす 住友化学2013年5月28日
住友化学は5月15日、平成25年3月期決算を発表した。売上高は1兆9525億円(前年比0.2%)増と微増だったが、営業利益は450億円(同25.8%減)と大きく落ち込んだ。経常利益は503億円(同0.9%減)、当期純損失は511億円。
健康・農業関連事業部門は、売上高が前年比16億円減の2626億円。営業利益が同2億円減の263億円だった。
農薬事業は国内外ともに堅調。国内では、22年に上市した水稲のいもち病用殺菌剤「スタウト」、水稲用除草剤プロピリスルフロン(「ゼータワン」、「メガゼータ」)、23年に上市した園芸用殺虫剤「ディアナ」などの販売が好調だった。
海外では、園芸用除草剤フルミオキサジン(国内商品名「スミソーヤ」)の増産と拡販をすすめたことが奏功し、売上高を伸ばした。
今期は、プロピリスルフロンの拡販を積極的にすすめる。国内では、新たな混合剤「ゼータファイヤ」(ブロモブチドとの混合剤)、「ブルゼータ」(ベンゾビシクロンとの混合剤)を上市しラインナップを拡充し、海外では韓国での販売を開始したほか、アジアを中心に事業展開を積極的に進めていく予定だ。
26年3月期の業績は、全体では売上高2兆3500億円、営業利益900億円、健康・農業関連事業部門は売上高3350億円、営業利益340億円とともに増収増益を見込んでいる。
(関連記事)
・水稲除草剤「プロピリスルフロン」韓国で販売(2013.05.15)
・住友化学、白元に19.5%出資(2013.05.10)
・トルコに農薬販売会社を設立 住友商事(2013.04.05)
・住友化学 シンガポールに事業支援の新会社(2013.03.28)
・中国で農業資材販売会社を新設 住友化学(2013.01.04)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日
-
農業高校生研修を開催 秋田北鷹高等学校、増田高等学校の生徒が参加 JA全農あきた2025年7月8日