25農薬年度出荷実績 数量前年並、金額2%増2013年11月22日
農薬工業会は11月18日、平成25農薬年度(24年10月?25年9月)9月末出荷実績(暫定)を発表した。同年度の累計出荷数量は前年度に比べて500t,kl(0.3%)減の19万6500t,klとほぼ前年並み。出荷金額は、同62億円(1.9%)増の3409億5000万円だった。
使用分野別では、水稲用が7万16t,klで前年度比2.7%増だったほかは、果樹用、野菜・畑作用、その他分類ナシとも、すべて前年度に比べて減った。
一方、金額は、水稲用が同4.1%増、果樹用が同2.2%増などと好調で、前年度に比べて減ったのは0.9%減の野菜・畑作用のみだった。
水稲用は、殺虫剤が数量10.7%増の1万4778t,kl、金額8.2%増の140億5100万円と大きく増えたほか、除草剤が数量2.7%増の3万1744t,kl、金額4.7%増の670億3100万円と増えた。殺虫殺菌剤は数量1.6%減の1万6335t,klだったが、金額は3.3%増の334億9100万円だった。殺菌剤は数量2.7%減の7159t,kl、金額2.6%減の107億9800万円と、ともに前年比減だった。
果樹用は、除草剤が数量、金額ともに前年に比べて5%ほど増えたが、殺菌剤は数量が前年度比減で金額が増、殺虫剤はともに前年度比減だった。
野菜・畑作用は、除草剤、殺虫剤、殺菌剤とも、数量・金額とも前年度に比べて減だった。
すべての使用分野をあわせた種類別出荷実績は、除草剤と植物調整剤が数量、金額とも前年度比増で、殺虫剤、殺菌剤は同減だった。殺虫殺菌混合剤は、数量は減ったが、金額は増えた。
(関連記事)
・農薬安全技術のレベルアップめざす 安全協(2013.11.21)
・防除・研究の犠牲になった虫を供養 農薬工業会(2013.11.15)
・薬剤抵抗性対策に重要な情報源 日植防(2013.10.11)
・植物防疫に貢献、3人の研究者を表彰 報農会(2013.09.27)
・平成24農薬年度の出荷数量・金額まとまる 農薬工業会(2012.11.21)
重要な記事
最新の記事
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(1)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(2)2025年9月18日
-
【座談会・どうするJAの担い手づくり】JA鳥取中央会・栗原隆政会長、JAみえきた・生川秀治組合長(3)2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【全中・経営ビジョンセミナー】伝統産業「熊野筆」と広島県信用組合に学ぶ 協同組織と地域金融機関の連携2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
「いざ土づくり!美味しい富山を届けよう!」秋の土づくり運動を推進 富山県JAグループ2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日