新規殺虫剤が好調 ダウが2013年通期業績2014年2月7日
ダウ・ケミカル(本社、米国・ミシガン州)は2013年の通期業績を発表した。売上高、利益面とも前年を上回った。
売上高は前年比1%増の571億ドルだった。地域別では、欧州、中東、アフリカ以外の地域で前年を上回り、全体の約3分の1が新興経済圏での売上だった。
特別計上項目を除くEBITDA(金利・税金・償却前利益)は同12%増の84億ドル、同純利益は同33%増の30億ドルだった。
このうち農業科学部門は、売上高が同12%増の71億3700万ドルで過去最高だった前年を上回ったが、EBITDAは同1%減の9億6900万ドルだった。農薬は殺虫剤スピネトラムなど新剤が好調だったほか、種子や遺伝資源などの事業が好調。とくに除草剤や害虫への抵抗性遺伝子を組み込んだ交配種トウモロコシの総合技術「SmartStax(スマートスタックス)」への需要が増え、同技術の売上高は前年比19%増えた。
この業績について同社のアンドリュー・リバリス会長兼CEOは、「厳しい市場環境にもかかわらず、業績目標を上回る結果を残した」と総括し、今後の事業目標として「アグロサイエンスの新製品開発など高い成長が期待されるプロジェクトに重点をおいて資本を配分し、低コスト原料ポジションの改善、川下事業での高付加価値製品を増強する」とコメントしている。
(関連記事)
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