25年度は増収増益 アグロ カネショウ2014年2月13日
アグロ カネショウ(株)は2月12日、兜町の日本証券アナリスト協会で平成25年12月期の決算説明会を開催した。それによると売上高は前期比12%増の133億5100万円だった。
説明会で櫛引博敬社長は「農薬市場は水稲農薬が主流だが、当社はあえて果樹、野菜、花卉に特化した土壌消毒剤、病害防除剤の開発に注力してきた。農家に物を売るのではなく技術を売るというのが当社独自の営業戦略であり、農薬の正しい使用方法など、TCA活動を展開してきた」と同社の取り組みを説明した。TCAとは、テクニカル&コマーシャル・アドバイザーの略で、生産者から農家経営などの悩みや要望を聞き、同社の持つ知識や技術でアドバイスする活動をさす。
同社は東日本大震災と福島第一原発事故により、主力生産拠点だった福島工場が甚大な被害を受けた。その代替工場としてバイエル クロップサイエンス社の旧結城中央研究所を買収し、昨年4月に結城事業所(生物研究所、茨城工場)が完成、稼働を開始したことなどを説明した。
25年度連結会計年度の売上高は、133億5100万円(前期比12%増、14億3300万円増)、営業利益は10億3900万円(前期比10.8%減、1億2600万円減)、経常利益は19億1300万円(前期比63.1%増、7億4000万円増)、当期純利益は13億5600万円(前期比106.9%増、7億円増)だった。
(写真)
会見に臨む櫛引社長
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