新殺菌成分の水稲用箱処理剤「エバーゴル」2014年5月30日
バイエル クロップサイエンスは国内では初めて農薬登録を取得した新規成分ペンフルフェンを含む水稲育苗箱用殺虫殺菌剤「エバーゴルフォルテ箱粒剤」、同「エバーゴルワイド箱粒剤」を発売する。
ペンフルフェンはイネ紋枯病に優れた効果を発揮するアルキルアミド系の新しい殺菌剤だ。紋枯病菌の菌糸伸長、菌糸発芽、菌核形成などを阻害する作用性を有し、紋枯病菌生育の重要な段階に対して防除効果を発揮する。
「エバーゴルフォルテ箱粒剤」は、これにいもち病用殺菌剤イソチアニルと、イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、ツマグロヨコバイ、ウンカ類などに優れた防除効果を示す殺虫剤イミダクロプリドを配合した3成分の剤。
「エバーゴルワイド箱粒剤」は、この3成分に、さらにフタオビコヤガ、コブノメイガ、ニカメイチュウなどに優れた効果を発揮する殺虫剤クロラントラニリプロールを配合した4成分の剤となっている。
各有効成分とも、浸透性と移行性に優れ、長い残効性をもつのが特徴で、播種時から移植当日まで幅広い処理時期が可能だ。
両製品とも荷姿は1kg×12袋で、平成27年には10kg×1袋などの発売も予定している。
「フォルテ」はクミアイ化学から系統ルートで、「ワイド」は系統がクミアイ化学、商系がバイエルで、ともに6月5日に発売する。
(写真)
エバーゴルフォルテ箱粒剤(左)とエバーゴルワイド箱粒剤
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