三井とBASF 新規殺虫剤を共同開発2014年6月12日
三井化学アグロ(株)とBASFは、三井化学アグロが見出した新規殺虫剤MCI-8007の独占的グローバルライセンス・開発契約を締結した。
三井化学アグロが見出した新規殺虫剤MCI-8007は、同社の持つ分子デザイン・有機合成技術から生まれたまったく新しい作用性を持ち、チョウ目、コチョウ目などの防除が困難な害虫に高い効果を持つ。既存剤に抵抗性を持つ害虫にも有効で、害虫の抵抗性管理に有効なローテーション使用の一剤としても重要な役割を果たすと考えられている。
BASFのマルクス・ヘルド農業製品部門プレジデントは「この新規殺虫剤は、BASFの現在そして将来におけるソリューションを補完する製品であり、BASFの殺虫剤ラインナップをさらに強化するものと位置付けている」とコメントしている。
三井化学アグロはBASFに対し、日本など一部の国を除き、この剤の商業化に関する世界的な独占実施権を提供する。
今後、両社はこの剤の共同開発を推進し、2016年の日本での農薬登録申請を皮切りに順次世界各国で登録申請していく予定にしている。
(関連記事)
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