BASF、アジア地域戦略「grow smartly」策定2013年6月20日
BASF(本社、ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)は、アジア太平洋地域戦略「grow smartly(スマートに成長する)」を策定した。6月4日に東アジア地域統括本部(香港)が発表した。
同社は2012年11月、中国・上海にアジア太平洋地域の拠点を設立するなど同地域での事業強化をすすめている。
今回発表した戦略では、20年までに同地域の売上高を250億ユーロに高め、100億ユーロを投資し、9000人の新雇用を創出する一方で、年間10億ユーロのコストを削減。また、販売する製品の75%を現地生産し、同社の全世界の研究開発活動のうち4分の1を同地域で行う、といった目標を掲げている。
また、食品の栄養強化、風力エネルギー、浄水などの分野を強化し、モンゴル、ラオス、ミャンマー、カンボジアなどの未開拓市場にも力を入れるとしている。
さらに、人材育成の分野では、BASFグローバル人材開発プラットフォーム「ラーニングキャンパス」を開設し、シンガポールに従業員向け研修施設を設立する計画だ。
同地域担当取締役のマーティン・ブルーダーミュラー氏は、「アジア太平洋地域は今後10年間で急成長を続ける市場だ。BASFの強力なグローバル研究開発ネットワークのもと、この地域のイノベーションの可能性を大幅に向上させ、すべての産業のお客さまによりよいサービスを提供したい」と抱負を述べている。
(関連記事)
・欧州・北米で農業関連事業が好調 BASF(2013.05.14)
・BASFがアジアの組織改変 中国市場に注力(2013.03.21)
・売上高、利益ともに過去最高 BASF2012年業績(2013.03.07)
・「化学の力で持続可能な未来をつくる」BASF (2013.02.28)
・BASFが中国・上海に研究拠点 本社以外では最大規模 (2012.11.08)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲にイネカメムシ 県南部で多発のおそれ 栃木県2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【公明党】米政策が農政の柱 谷合正明参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【日本維新の会】農業者への直接支払い実現を 池畑浩太朗衆議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【国民民主党】食料安全保障基礎支払いの創設めざす 舟山康江参議院議員2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【社民党】ミサイルよりコメを! 福島みずほ党首(参議院議員)2025年7月9日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」【参政党】10年以内に自給率を倍増 神谷宗幣代表(参議院議員)2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】地域ブランドつなぐ 営農経済部門・福岡県・にじ農協組合長 右田英訓氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】「不易流行」で農支援 営農経済部門・熊本県・球磨地域農協組合長 福田勝徳氏2025年7月9日
-
【第46回農協人文化賞】人とのつながり糧に 営農経済部門・長野県・グリーン長野農協元組合長 竹内守雄氏2025年7月9日
-
「不幸の書簡」とストックホルム症候群【小松泰信・地方の眼力】2025年7月9日
-
【アンパンマンはなぜ生まれたか】 ノンフィクション作家・梯久美子さん 第46回農協人文化賞特別講演2025年7月9日
-
7月21日、広島でトラクターデモ 令和の百姓一揆 欧米並みの所得補償求め2025年7月9日
-
【人事異動】農水省(7月10日付)2025年7月9日
-
【JA人事】JA上士幌町(北海道)高橋昭博組合長を再任(6月6日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA筑前あさくら(福岡県)熊本廣文組合長を再任(6月26日)2025年7月9日
-
【JA人事】JAグリーン近江(滋賀県)大林茂松組合長を再任(6月21日)2025年7月9日
-
【JA人事】JA新得町(北海道) 組合長に太田眞弘氏を再任2025年7月9日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鳴戸部屋で兵庫の食材使用「ちゃんこ」を堪能 JAタウン2025年7月9日
-
健診施設機能評価認定更新 JA熊本厚生連2025年7月9日
-
JA鹿本のグリーンハウスミカン出荷順調 7月中下旬ピーク、総量130トン見込み2025年7月9日