インドの農薬製造販社を買収 日本農薬2014年12月3日
日本農薬はインドの農薬製造販売会社Hyderabad Chemical Limited(ハイデラバード社)の発行済み株式74%を取得し子会社化する。11月27日の取締役会で決議した。
インドの農薬市場は約2000億円(2013年)で、今後もますます拡大すると見込まれている。日本農薬では同国を殺虫剤「アプロード」、「フェニックス」など主力品目の市場として位置づけ、直販体制の構築や、製造機能の獲得をめざしていた。
ハイデラバード社はインド国内に製造・販売拠点をもつ中堅農薬メーカーであり、研究開発機能も持つ。日本農薬では同社が日本農薬の事業価値向上に資すると判断し、同社株主、経営陣らと協議を重ね、今回の子会社化が合意された。
株式の取得は2015年1月末を予定している。子会社化後は、日本農薬は同社へ取締役を派遣し、創業家株主と共同で経営を行う予定だ。
【ハイデラバード社の概要】
○所在地:インド・テランガナ州ハイデラバード市
○設立:1954年
○資本金:約300万ルピー(約500万円)
○売上高:29億5200万ルピー
○当期純利益:1億6600万ルピー
○1株あたり当期純利益:564ルピー
(業績はいずれも2014年3月期)
(関連記事)
・【決算】売上高19%増の567億円 日本農薬(2014.12.02)
・大内脩吉さんのお別れ会を催行 日本農薬(2014.11.06)
・新規除草剤「フェノキサスルホン」が農薬登録(2014.10.06)
・「環境配慮が先進的」と評価 日本農薬(2014.10.03)
・ブラジルの合弁会社 共同経営を発足 日本農薬(2014.10.02)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【農協時論】農政の基本理念と政策へのJA対応 宮永均JAはだの組合長2025年4月28日