「わくわく実験びっくり箱」を佐賀・長崎で開催 日本バイエル2017年11月25日
日本のバイエルは、子どもたちの科学的好奇心を高め、科学の理解力向上を図るCSR活動のひとつとして、理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を、2003年より日本全国の小学校で実施しているが、15年目の今年は、11月27日(月)に佐賀県佐賀市立小中一貫校芙蓉校で、11月28日(火)に長崎県長崎市立坂本小学校で開催する。
近年、子どもたちの理科に対する興味や学習意欲の低下など「理科離れ」が大きな問題になり、文部科学省は「科学技術・理科大好きプラン」として様々な施策を展開している。バイエル社は「Science For A Better Life」をミッションとし、子どもたちの理科を楽しむ気持ちや関心を育むための活動を世界各国で行っている。日本でも2003年から全国の小学校を訪れて理科実験教室「わくわく実験びっくり箱」を毎年実施するなど、子どもたちに理科の不思議と楽しさを伝え、理科離れ対策の一助になることを目指している。
この「わくわく実験びっくり箱」は、実験のテクニックを教えるのではなく、実験を通して「なぜ」「どうして」という、子どもたちに本来備わっている科学的好奇心を高め、日常生活における科学の発見の楽しさを伝えることで、科学の理解力向上に役立てることを目的としている。バイエルの社員が講師となって、地元の特産品(佐賀のれんこん、長崎のじゃがいも)など、身近な素材を通して小学生と一緒に実験し、科学の発見や理科の不思議と楽しさを伝えて、理科離れ対策の一助になることを目指している。
また、日本のバイエルでは、2002年に全国2万4000校の小学校に実験ガイドブック「ふしぎからはじまるサイエンス」を無料配布し、03年から「わくわく実験びっくり箱」を毎年行っているほか、16年8月には、世界各国を巡回している体験・展示型サイエンスイベント「Science For A Better Life ツアー」を東京で実施し、4日間で子どもから大人まで約2600名に、ゲームと教育の要素を融合した科学展示を行った。
17年8月には、東京で子ども向けの体験学習型イベント「バイエル サイエンスファーム」を3日間にわたって開催。"人間と動物、植物の不思議"をテーマに、クイズやVR機器、獣医師体験、東大生によるサイエンスショーなど、さまざまな形で来場者に科学の不思議と楽しさを伝えるイベントを開催するなど、科学と教育の分野で様々な活動を展開している。 「わくわく実験びっくり箱」に参加した児童からは、「野菜ロケットを家でもやりたいとおもいました!」「ほかに酵素を含んだものが何かをもっと知りたい!」「酵素を入れてパン生地が膨らんだことにビックリしました。どうしてだろう?」「理科は苦手だけど、今日の授業は楽しくて理科が好きになりました!」「ほかの実験をもっとやってみたいです!」などの感想が寄せられている。
また、学校の教師からは「今日は子どもたちの目の輝きが特に違っていました」「地元のものを使った実験などから科学を身近に感じられたようです」「こうした活動を求めている学校は、まだまだたくさんあるはず。これからも活動を続けてほしいです」との意見があがっている。
【わくわく実験びっくり箱の概要】
開催地(1)
○日時:11月27日(月)14時00分~15時40分
○場所:佐賀市立小中一貫校芙蓉校 (佐賀県佐賀市蓮池町大字小松1000番地)
○参加者:小学6年生
開催地(2)
○日時:11月28日(火)14時5分~15時40分
○場所:長崎県長崎市立坂本小学校 (長崎県長崎市坂本3丁目3番1号)
○参加者:小学5年生
実験名:『~パンの発酵やにんじんロケットに学ぶ~ 身近にひそむ酵素とそのはたらき』 発酵の作用と、自分の身体にも存在する酵素の働きについて学ぶ。
(写真上から)色の変化を予測・確認、実験結果を全員で見守る、勢いよく飛び出すロケットにビックリ
(いずれも昨年に山形県で実施したときの様子)
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日