介護食品ユニバーサルデザインフード、認知率31% 日本介護食品協議会2015年7月22日
日本介護食品協議会がユニバーサルデザインフードの利用実態調査を在宅介護者を対象に行った。
ユニバーサルデザインフード(UDF)(注)がどのような食品か知っている人は全体で31%だった。
ちなみに平成26年に実施した一般消費者対象の調査では、介護食品が市販されていることを「知っている」と回答した人は43.0%、UDFについて知っているという回答については9.7%だった。
UDFの認知経路は、ドラッグストア・薬局の店頭やヘルパー・ケアマネからの紹介が多かった。
◆購入先はドラッグストア
一般飲食料品はスーパーからが78%と最も多かったが、UDF・とろみ調整食品ではドラッグストア・薬局が最多(UDF:48%、とろみ調整食品:63%)。
購入先の選択理由として、「家から近い」がスーパーやドラッグストアなどで最多となっており、介護ショップは「種類が多い」「店員が商品に詳しい」などが理由となっている。
ドラッグストアなどに対して利用者は「取扱いメーカーが少ない」、スーパーなどに対しては「店員が商品について詳しくない」などの不満が高かった。
◆UDFの利用頻度
利用者の使用頻度はUDFで「毎日(1日に1食)」が25%と最多。とろみ調整食品で「毎日(1日に3回以上)」が42%だった。
満足度についてはUDFのおかず(主菜)は「栄養バランス」で45%、「食べやすさ」で40%という結果がでた。
とろみ調整食品に対する満足度は、「飲み込みやすさ」が45%、「食べさせやすさ」が38%となっている。
(注)ユニバーサルデザインフード(UDF):日常の食事から介護食まで幅広く使える食べやすさに配慮した食品。レトルト食品や冷凍食品など調理加工食品や、飲み物などにとろみをつける「とろみ調整食品」などがある。日本介護食品協議会が制定した規格に適合した製品にだけにつく「UDFマーク」が必ず記載されており、購入時の目安となっている。
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