「食の3重丸セレクション」審査対象に日本ワイン・乾椎茸・蒟蒻を追加 雑賀技研2016年4月6日
(一財)雑賀技術研究所(所在地:和歌山市、小山典宏理事長)は、公益事業の一環として、食品の安心安全・食料自給率の向上・環境負荷低減を目指す、同技研主催の食品顕彰制度「食の3重丸セレクション」に、新規・審査対象製品として、日本ワイン・乾椎茸・蒟蒻の追加を決め、4月1日より募集を開始した。
2010年にスタートした食品の顕彰制度「食の3重丸セレクション」は、
日本産・安心安全・環境に優しい、という3つの厳しい審査基準をクリアした製品に賞を授与する顕彰制度だ。
7年目となる今年度は、新規・審査対象製品として、「日本ワイン」「乾椎茸」「こんにゃく」の3製品の追加を決め、2016年4月1日より募集を開始した。なお、同セレクションに企業・製造業者が応募する際の費用などは無料。
審査基準は、日本産原料を使用している事、製造段階において環境負荷が少ない事、製造時に必要不可欠なもの以外を添加していない事などで、これらの条件を満たした製品にのみ、賞が授与される。
「日本ワイン」は、日本国内産のブドウのみをを原料として、国内で製造された果実酒だけを「日本ワイン」と表示するルールを国税庁が策定したことを受け、日本のワイン産業の発展、ブドウ生産の活性化、国産高品質ワイン生産の促進を目的としたもの。
「乾椎茸」は、日本産のほだ木及び種菌を使用した原木栽培による乾椎茸であること。平成21年には、きのこ類輸入額の96%を中国産が占め、その多くが、添加物を使用した菌床栽培による乾椎茸だった。消費量・価格の下落傾向を受け、安心安全な国産乾椎茸の消費拡大を図るものだ。
「こんにゃく」は、日本産のこんにゃく生芋または精粉を使用して作られた製品であることなどが基本的な条件となる。
和食ブームの広がりとともに低カロリーの健康食品として海外でも需要が高まっている。販路拡大も図られてきており、自給率も高いが、TPP参加により安い外国産との競争激化が予想されるため、今回審査対象製品とした。
応募方法は、2016年3月31日より、従来の申請用紙の送付による応募方法から、公式WEBサイト上のエントリーフォームで応募するシステムに変更した。
応募期間は2016年4月1日~5月31日まで。応募方法は公式WEBサイトからエントリーのこと。
WEBサイトURL:https://www.nippon-shoku.com/manufauturer/entry_input.html
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