エシカル消費対応商品を強化 日本生協連2020年2月28日
日本生協連は、2018年6月に採択した「コープSDGs行動宣言」に基づき、身近に取り入れやすいエシカル消費対応商品の開発に注力している。2020年3月1日から新たに3商品を発売する。

日本生協連は2018年6月に「コープSDGs行動宣言」を採択し、その一つに「持続可能な生産と消費のために、商品とくらしのあり方を見直していきます」がある。その具体的な取り組みとして、身近に取り入れやすいエシカル消費対応商品の開発を進めてきており、2019年度には、MSC認証やフォレスト・アライアンス認証などのエシカル消費に対応した商品の供給金額が、1月度までの累計で前年比116.9%と伸長している。
3月1日以降発売する新商品のラインアップは次のとおり。
▽MSC認証「CO・OP&はごろも シーチキンマイルド 水煮」(3月1日発売)
MSC認証のカツオ原料を使用し、国内で初めて「パウチ入りツナ(水煮)」のカテゴリでMSCラベルが付いた。外装には、環境に配慮した持続可能な森林管理下で生産されたFSC認証紙を使用。
(※)MSC認証とは、持続可能で適切に管理された漁業で獲った水産物であることを認証する国際的な制度。
▽ASC認証「CO・OP えびと北海道産ポテトの彩りバジルソース」(3月1日発売)
凍ったまま炒めるだけで本格的なおかずが作れる「冷凍ミールキット」でASC認証の新商品。ASC認証のバナメイエビと北海道産ポテト、ブロッコリー、インゲンと赤ピーマンに、バジル風味の洋風だれをセット。
(※)ASC認証とは、環境と社会に配慮した責任ある養殖場で育てられた水産物に与えられる国際的な認証。
▽レインフォレスト・アライアンス認証「CO・OP 食塩不使用 マカデミアナッツ」(4月1日発売)
レインフォレスト・アライアンス認証農園で育てられたマカデミアナッツを100%使用。食塩や油を一切使わず素焼きしたもの。
(※)レインフォレスト・アライアンス認証とは、生態系保護・環境保全・労働環境の向上などの観点から、厳しい基準を満たした農園に対し与えられる国際的な認証。
◆「コープSDGs行動宣言」:SDGsを実現するための7つの取り組み
▽持続可能な生産と消費のために、商品とくらしのあり方を見直していきます
▽地球温暖化対策を推進し、再生可能エネルギーを利用・普及します
▽世界から飢餓や貧困をなくし、子どもたちを支援する活動を推進します
▽核兵器廃絶と世界平和の実現をめざす活動を推進します
▽ジェンダー平等(男女平等)と多様な人々が共生できる社会づくりを推進します
▽誰もが安心してくらし続けられる地域社会に参加します
▽健康づくりの取り組みを広げ、福祉事業・助け合い活動を進めます
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