健康メリットで関心高まる発酵成分市場 発酵食品や飲料の売上増で成長 市場調査レポート2020年4月21日
グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「発酵成分の世界市場 ー 成長、動向、予測」 (発行:Mordor Intelligence LLP)を発売した。
同レポートによると、発酵成分市場は、2020年から2025年の予測期間中に年平均成長率(CAGR)9.24%で成長すると予測。発酵成分がもたらす健康上のメリットへの関心が高まる中、発酵食品や飲料の売上は増加し、発酵成分市場の成長を推進している。また、保存しやすく、手ごろな価格の食品への需要が高まっており、食品製造プロセスに発酵成分を取り入れる食品メーカーや飲料メーカーが増えている。
日本発祥の機能性飲料は、北米と欧州の飲料市場で欠かせない存在となっている。これは、通常の食事では摂取が難しい特定の栄養素を摂れる機能性飲料の利点によるもので、消費者の健康にプラスの影響を与える可能性がある。
さらに、過去に欧州など先進地域で人気があったノンアルコールの発酵機能性シリアル飲料は、世界中で大きく成長する可能性がある。発酵機能性飲料は安全で効果的な食事の代替品として見られ、消費者の好みの変化が背景にあると考えられている。
アジア太平洋地域は、高品質の発酵食品と飲料製品の需要の高まりで、予測期間中、水準以上の成長率で拡大すると予測。同地域では高品質な発酵食品に対する需要が高まっている。
大規模なエンドユーザー産業の存在と、さまざまな産業による発酵成分の消費の増加は、アジア太平洋地域の市場成長を支えている。
北米の発酵原料市場の成長は、主に米国における発酵食品、飲料、医薬品市場の高成長が要因。北米では、高まる環境問題、環境に配慮した生産システム、発酵成分がもたらす健康上のメリットが市場の成長を促進する上で重要な役割を果たしている。
生物活性分子の便利で高度な製造プロセスは欧州市場の成長を牽引。発酵原料は食品および飲料業界でさまざまな用途に用いられている。
同レポートは、主要企業の製品ポートフォリオとともに、マーケティングおよび開発戦略が含まれている。発酵成分市場の主な企業は、DuPont、味の素、Chr. Hansen Holding AS、BASF SE、Dohler Group SE、Lallemand Inc.など。
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