食品ロス削減に貢献できるアプリ「DELIPO!」 11月にリリース ADAPTER INC.2020年10月19日
食品業界に特化したデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するADAPTER INC.は11月16日、弁当や惣菜の消費データを消費者から直接収集するスマートフォンアプリ「DELIPO!」をリリース。収集されたデータは、食品業界の小売業者及びメーカーに提供され、業務改善及びフードロス削減に役立てられる。

「DELIPO!」は、惣菜や弁当を中心とした中食商品が、家庭内でどのように消費されたのかという定性データを消費者から直接収集するアプリ。収集されたデータは、食品業界に従事する方々が自社の課題解決にす早く利用できる形に分析し、食品業界の小売業者及びメーカーの商品開発・業務改善及びフードロス削減に役立てられる。
従来、食品業界では、POSなどによって「何が売れたのか」といった購買の定量データは取得してきたが、「なぜそれが売れたのか」「実際にそれは美味しく食べてもらえたのか」という定性データは入手しづらく、勘・経験・度胸に頼った商品開発にならざるを得ない。その結果、商品開発の無駄打ちが生じやすく、なかった商品が売れ残ることでフードロスの問題にも繋がっている。 同社は、このアプリにより、購入時刻・消費時刻・購入理由に加え、味や容量、価格への感想というレジ通過後のリアルな消費データを集積。川下の消費者から収集したリアルな消費データを川上の食品業界に提供することで、業界全体でフードロスを発生させない体制にシフトしていくことができるという。
弁当・惣菜の消費における定性データは、消費者から「DELIPO!」を通し、 購入後の商品ラベル・レシート撮影及び食後のアンケートという形で直接提供。DELIPO!を使ってデータを提供した消費者にはポイントを付与する。このポイントは商品券のAmazonギフト券への交換を予定しており、フードロス削減に貢献しながら、"ポイ活"も楽しめる。
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