自社栽培米100% 季節・数量限定の山廃仕込み純米大吟醸発売 一ノ蔵2020年11月10日
(株)一ノ蔵(宮城県大崎市)は11月12日、「一ノ蔵山廃仕込み純米大吟醸」を季節・数量限定で発売する。原料米には、一ノ蔵の農業部門、一ノ蔵農社が栽培した、宮城県の酒造好適米「蔵の華」を100%使い、山廃仕込みで造った純米大吟醸酒。お歳暮や、年末年始の挨拶のお酒としても最適だ。
一ノ蔵山廃仕込み純米大吟醸一ノ蔵農社は、2004年8月、一ノ蔵社内に設けた農業部門で、同年12月に地元松山町(現在は大崎市松山)が「農業特区」の指定を受けたことから、翌春より農業に本格参入した。現在は、地元農家から借りた農地約20ヘクタールを使い、米作りと一部ほ場でそばや野菜を作り、酒づくりに必要な良質な米の栽培ノウハウを蓄え、農家と共有することで、生産される原料米の品質向上と持続可能な農業へ取り組んでいる。
「一ノ蔵山廃仕込み純米大吟醸」は、原料米に一ノ蔵農社が栽培した、環境保全米Bタイプの宮城県の酒造好適米「蔵の華」を100%使用。田んぼでの殺虫剤、化学肥料は使わず、除草剤、殺菌剤の使用成分回数を5成分以下と厳しい制約の中で栽培されている。
これを精米歩合40%にまで磨き、乳酸発酵を経て清酒酵母を育てる「山廃仕込み」により、少量の仕込みで酒を醸す吟醸仕込みを行い、搾り瓶に詰めた状態で約10か月間低温でじっくりと熟成させた。吟醸造りで生まれた華やかな吟醸香に、山廃仕込みによる奥深い味わいが調和しており、冷やしても温めても楽しめる。1.8リットルで4400円、720ミリリットルで2200円。いずれも税込み。
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