自然栽培米広める「宗像日本酒プロジェクト」吟醸酒が金賞 山の壽酒造2020年11月17日
福岡県久留米市の山の壽酒造は、令和2年福岡国税局酒類鑑評会の吟醸酒の部において、自然栽培での稲作回帰を目指す「宗像日本酒プロジェクト」で収穫した山田錦から醸造した「山の壽純米酒山田錦宗像日本酒プロジェクト」が金賞を受賞。その他2銘柄も金賞を受賞した。
左から吟醸酒の部金賞の「純米大吟醸38」、純米酒の部金賞の「宗像日本酒プロジェクト」と「純米酒山田錦」
文政元年(1818年)創業の山の壽酒造は、従来の杜氏制からティール型組織へと代わり、チームで感性を刺激する酒をテーマに酒造りを続けている。「宗像日本酒プロジェクト」は、「自然栽培での稲作は難しくない」ことを米農家などに知ってもらい、自然栽培の稲作が広がることで田んぼを通る水がきれいになるなど環境回復を目的とした活動。今期で4年目となり当初の造りの倍量を仕込むまでに成長した。今年度も全量自然栽培で山田錦を栽培し刈り入れ、醸造に向け進んでいる。
「山の壽 純米大吟醸 山田錦 38」は、山の壽の最高峰フラッグシップモデルとして醸造した至極の純米大吟醸。全国新酒鑑評会でも入賞した実力派で、エレガントで柔らかい香り、澄み透った旨みがある。
この他、純米酒の部で金賞を受賞した「山の壽 純米酒 山田錦」は、成29酒造年度醸造の熟成酒で製造後氷温で長期貯蔵し、まろやかな旨みを引き出している。「山の壽 純米大吟醸 山田錦 38」は720mlで5000円(専用箱付き)、1800mlで8000円。「山の壽 純米酒 山田錦 宗像日本酒プロジェクト」は、720mlで1540円円、1800mlは3080円。「山の壽 純米酒 山田錦」は720mlで1540円、1800mlで3080円。価格いずれも税込。
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