固定局なしでセンチ単位の高精度散布 国産ドローン新発売 イームズロボティクス2020年12月14日
国産ドローンメーカーのイームズロボティクスは12月11日、新型農業用ドローン「エアロスプレイヤーAS10」と、業界初Ntrip搭載の「エアロスプレーヤーAS10-N」シリーズを発売した。
エアロスプレイヤーAS10z
「エアロスプレイヤーAS10」と「AS10-N」はいずれも農薬散布ドローン。従来の5リットルタンク搭載の「エアロスプレイヤーAS5Ⅱ」に比べ、タンク容量が10リットルにアップした。一度のフライトで1ヘクタールの散布が可能で、「AS10-N」には、Ntrip専用モジュールが搭載。Ntripは、リアルタイムサービスとして電子基準点から得たデータを元に、インターネット回線(携帯キャリアのLTE)を通じて補正測位データを配信するサービスで、センチメーター精度の散布が可能となる。
タブレットで作成したフライトルートを厳密な位置に自動補正することで、精密散布を実現する。
また、現場にスマートフォン程度の大きさのNtrip地上局端末とAS10-Nを持ち込めば、高精度位置情報を取得し、誤差数センチでの運用が可能。ドリフトなどの事故リスクも低減する。
さらに、新たな機能として、タンクの薬剤容量を感知するエンプティセンサーと、レジューム機能を搭載。自動飛行散布中に薬剤切れを起こした際に、RTL(自動帰還)する仕組み。
レジューム機能は、自動航行をより快適に行うための新システムで、ドローンは自動飛行中にバッテリー残量切れ、液剤切れなどが発生すると、自動で帰還。バッテリーの入れ替えや、薬剤を補充したのちに、再度自動飛行し、帰還した地点から再び散布をスタートする。
オプションとして粒剤散布装置もラインナップ。本体と脚部は工具を必要とせずに着脱でき、1〜5ミリほどの粒径に対応している。
受注生産で納期は2021年3月からを予定。オープン価格。
問い合わせは(メール)info@eams-robo.co.jp
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