お茶による染色技法「T-LIFE」活用した製品で抗ウイルス効果確認 伊藤園2021年1月22日
伊藤園は、安全性に配慮した同社独自のお茶による染色技法「T-LIFE」を活用した「緑茶からうまれたカテキンマスク」の不織布口元材や「カテキン染めタオル」のタオル生地を用いた抗ウイルス性試験を実施。その結果、両製品で抗ウイルス効果を確認した。

2020年11月発売の「緑茶からうまれたカテキンマスク」は、口元側に抗菌効果のあるカテキン加工を施したナイロン不織布を使った抗菌効果があるお茶の香りがするマスク。また、昨年7月発売の「カテキン染めタオル」は、タオル生地にカテキン加工を施し、抗菌や消臭効果があるほか、院内感染の原因菌として代表的なMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)にも効果があるタオルとして一部店舗で販売されている。いずれも「T-LIFE」を活用したお茶染め繊維製品で、抗菌や消臭などカテキンが持つ効果を長期間保つほか、通常の繊維製品に比べ、吸水性が高いという特徴がある。
こうした特性に加え、新型コロナウイルスの影響もあり、消費者の衛生面に関する意識がさらに高る中、「T-LIFE」のさらなる可能性を見出すために行われた抗ウイルス性試験の結果、両製品から十分な抗ウイルス効果を確認した。同社は今後、抗ウイルス効果を備えたお茶染めの不織布製品やタオル生地製品のラインアップをさらに拡大。カテキンや茶葉、茶殻を用いた身近な茶配合製品の研究開発に積極的に取り組むことで、飲用以外でも、お茶を通じて暮らしをサポートする商品に取り組む。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日