地域産品による新たな産業に向け雪室貯蔵の検証試験開始 新潟県湯沢町2021年1月22日
越後湯沢温泉観光協会は、地域産品を使った新たな産業に向け雪室貯蔵による検証試験を開始。越後湯沢を中心とした雪国観光圏エリアの地域産品を1月5日から雪室に貯蔵し、約2か月間の保存を経て付加価値が付くか否かを検証する。

本事業は観光庁「あたらしいツーリズム」の一環で実施。コロナ禍によって一新された観光需要に対し、持続可能な地域の価値を商品として提供し、地域としての観光産業を守るため、同地域の新たな事業として、雪国の生活の知恵から生まれた雪室貯蔵で低温貯蔵された地域産品が付加価値の形成となるか検証する。
今回の事業は、これまでの地域産品に加え、雪室貯蔵と相性のよいと思われる産品や加工品を雪室に貯蔵することで、旬を外したシーズン外での商品提供や市場に出回りにくい商品の提供も可能にする。既存の資源を活用した新たなビジネスモデルを構築することで、リアルな観光客の来訪だけではない新たな産業への可能性を図る。
越後湯沢エリアの地域産品を雪室に貯蔵し、約2か月間の保存を経て、付加価値が付くか否かを検証。検証商品は、湯沢産玄そば、木津醸造味噌と醤油、津南ポーク、白瀧酒造の上善水の如し生酒。同事業期間中に実証で作成した雪室商品を湯沢町で展示し、消費者の関心や購買意欲、購入価格などについて意見を集約する。
越後湯沢温泉観光協会の杉山光洋事務局長は「新型コロナウィルスの影響により越後湯沢エリアでも観光産業に大きな影響を受けた。コロナ禍の厳しい状況だからこそ、観光地域づくりを進める時だと感じている。まずは雪室を利用した地域産品の付加価値向上によって、生産者や事業者の収益力アップ並びに地域ブランドの確立をめざしたい」と話している。
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