東日本大震災から10年復興の姿伝える「大熊町日本酒プロジェクト」開始2021年2月2日
おおくままちづくり公社(福島県双葉郡大熊町)は「復興に向けて頑張っている大熊町の姿」を日本酒で表現する、READYFORでクラウドファンディングを開始。リターンの日本酒「帰忘郷(きぼうきょう)」は大熊町の大川原実証田で2021年度に栽培される酒米(五百万石)を活用し、会津若松市の「髙橋庄作酒造店」で酒を仕込む予定。
大熊町は2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故で全町民が町外への避難。町役場も約100キロ西の会津若松市に一時移転し行政を運営してきた。大熊町では2014年から2017年まで除染作業を継続し、2018年には食用米の試験栽培を3年間実施。東日本大震災から10年目を迎える2020年度は酒米の実証栽培をスタートした。
震災以前は、農業が盛んだった大熊町。町の風景は、震災で一変したが、今年度の酒米の実証栽培で、昔の景色を取り戻す場所が増えたことが町にとって希望の光となっている。
同プロジェクトでは、大熊町初となる日本酒「帰忘郷」を開発。地元をはじめ、震災当時大熊町で被災し、現在は県内外で避難生活を続けている人々や、全国のお世話になった人に、日本酒を通して「復興に向けて頑張っている大熊の姿」と感謝の気持ちを伝えるとともに、この日本酒を大熊町の復興のシンボルとして育てていく。
プロジェクトの目標金額は500万円。返礼品は、日本酒「帰忘郷」、大熊町の特産品セットなど。3月1日23時まで支援を募っている。
田植え稲刈りの様子
重要な記事
最新の記事
-
【現地レポート・JAの水田農業戦略】新たな輪作で活路(2)子実コーンの「先駆者」 JA古川2024年3月29日
-
農業者所得増加へデジタルビジネス加速 農林中金 中期ビジョンを策定2024年3月29日
-
「子ども世代に農業勧めたい」生産者の2割 所得向上が課題 農林中金調査2024年3月29日
-
東京・大阪で組合長らが 「夢大地かもと」スイカをPR JA鹿本2024年3月29日
-
全国から1,000名を超える農業の担い手が集う 「第26回全国農業担い手サミットinさが」開催 佐賀県2024年3月29日
-
家族みんなで夏の農業体験はじめよう 食農体験イベント「土袋でデコきゅうり」開催 JA兵庫六甲2024年3月29日
-
(377)食中毒1万人は多いか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年3月29日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第96回2024年3月29日
-
【人事異動】全国農業会議所(4月1日付)2024年3月29日
-
品種で異なるメロンの味わいを体験 自由が丘「一果房」で29日から 青木商店2024年3月29日
-
第160回勉強会「レジリエントな植物工場運営・発展に向けて~災害からの復旧・復興事例から学ぶ」開催 植物工場研究会2024年3月29日
-
創立55周年記念 ガーデニング用 殺虫・殺菌スプレーなど発売 住友化学園芸2024年3月29日
-
「核兵器禁止条約」参加求める26万の署名 藤沢市議会が意見を採択 パルシステム神奈川2024年3月29日
-
尾鷲伝統の味「尾鷲甘夏」出荷開始 JA伊勢2024年3月29日
-
令和6年能登半島地震 被災地農家を応援 JA全農石川へ寄付 KOMPEITO2024年3月29日
-
林木育種センター九州育種場 九州育種基本区の「スギエリートツリー特性表」公表 森林総研2024年3月29日
-
農業フランチャイズのクールコネクト シードラウンドで3200万円を調達2024年3月29日
-
鳥インフル 米メイン州からの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年3月29日
-
畜産施設の糞尿処理で悪臭対策 良質な堆肥化を促進 微生物製剤を開発 B・Jコーポレーション2024年3月29日
-
水田のスマート水管理で東大大学院農学生命科学研究科と共同研究開始 ほくつう2024年3月29日