果物専門産直「Bonchi」が山梨自然学研究所と業務提携2021年4月2日
(株)Bonchi(山梨県南アルプス市)は、やまなし自然塾を運営する(株)山梨自然学研究所(山梨県甲斐市)と業務提携。土着の微生物の力を活性化させて農産物を育てるBMW技術で安心安全・高品質な果物栽培を推進する。
今回の業務提携では、山梨自然学研究所が関わる認定農家が創り出す最高級の桃とぶどうをBonchiが全国の家庭に届ける販売支援。また、志があり高い技術力を持ち合わせる認定農家に対し、20代を中心とした若手の新規就農者をBonchi独自の就農ルートで繋ぎ、技術を継承。さらに、中長期的な発展を見据えたエコシステムの創出をめざす。
山梨自然学研究所は、有機栽培・減農薬栽培にこだわり、30年以上にわたって環境保全型の自然循環農法を取り入れた特別栽培の果樹作りを行う農家集団。農薬を減らすためにBMW技術を取り入れ、お互いに技術交換をしながら安心・安全で美味しい果物を作っている。 現在では農薬使用を通常の半分以下に抑えて生産することに成功。次世代の若いメンバーを中心に、ベテラン農家が生産技術だけでなく人生についての良きアドバイザーとなり、高品質な果物作りに取り組んでいる。
一方、Bonchiは、こだわりを持った最高峰の農家と契約し、山梨の強みである果物をEC販売で届けるとともに、広告やブランディングにより分かりやすく農業を伝えることで山梨の果物やカルチャーを伝えている。その中で農家後継者問題にフォーカスし、独自の就農ルート「農家育成プログラム」で若手就農者をサポート。1月時点では22歳と24歳の若者が、やまなし自然塾元会長の桃農家の小澤博さんの元で就農している。
同社はこのほど、山梨中銀地方創生基金の認定を受けた。それに続く今回の提携に同社の樋泉侑弥社長は「地元・山梨の歴史ある山梨自然学研究所と提携させていただき最高峰の桃と葡萄を日本中の皆様にお届けできる。最高峰の技術や思いを若い世代に残しながら稼げる農家を生み出し、農業のイメージを覆していきたい」と話している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(153)-改正食料・農業・農村基本法(39)-2025年8月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(70)【防除学習帖】第309回2025年8月2日
-
農薬の正しい使い方(43)【今さら聞けない営農情報】第309回2025年8月2日
-
「安定供給は1丁目1番地」 トランプ関税、農産物輸出でも懸念 JA全農が総代会2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(1)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
地域共生は農協の本分 前北海道農協中央会会長・小野寺俊幸氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年8月1日
-
米農家の所得支える制度必要 米価急落時には国は適切対応を 全農会長ら発言2025年8月1日
-
【注意報】イネに斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年8月1日
-
【注意報】県内各地のりんご園地でハダニ類が多発 岩手県2025年8月1日
-
【注意報】マンゴーハフクレタマバエ 八重山地域で多発のおそれ 沖縄県2025年8月1日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発に注意 石川県2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 府内全域で多発のおそれ 大阪府2025年8月1日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
【注意報】ネギアザミウマ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月1日
-
【注意報】キク、野菜、花き、果樹にタバコガ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにミカンハダニ 県下全域で多発のおそれ 宮崎県2025年8月1日
-
【注意報】かんきつにチャノキイロアザミウマ 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年8月1日
-
水稲早期栽培 徳島、宮崎、鹿児島 前年比「やや上回る」7月15日現在2025年8月1日
-
渇水・高温対策本部を設置 水利施設管理強化事業の積極活用を指示 農水省2025年8月1日
-
全農 政府備蓄米 91%出荷済み 7月末2025年8月1日